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【役立たない情報】〜本を読めない女が過去読んだ本を思い出してみようと試みた〜


私は本を読むのが苦手だ。

両親からの遺伝子は受け継がず、幼少期に読んでいた本は伝記漫画とスポーツ選手の偉人伝みたいな本くらいだ。
そんな読書苦手な私にも、「インパクト」を与えてもらった数少ない本たちがいる。
一部(ほぼ全部)書名だったり内容だったりがうろ覚えだけど、私にとっては貴重な本たちだから、紹介したい。

私がまたnoteを書くなんて。

教養なし言語化能力なしな日本語貧弱人間ですが、そんな私が徒然に気まぐれに書いてみました。
今回もこれからも、お役立ち情報は一切ありません。

投稿一つひとつが私の自己紹介。


1.◯◯◯(英語の勉強方法の本)

いきなり伏せ字でごめんなさい。
ガチで書名忘れました。
これは私が高校生の時に読んだ本で、地元の市立図書館でたまたま見つけた本だった。
この本の筆者が早稲田大学だったかな?に合格した時の勉強法をまとめた本だったような気がする。
私は多分当時まだ高校一年生で、受験勉強〜!!という時期ではなかった。
とはいえどうも英語に対して得意意識を持てず、なんかフワフワした状態なのが不安で、勉強した方がいいよなぁ〜と思っていた時だ。
市立図書館の本棚にひっそりと置かれたその本は、英語の「参考書」ではない。
英語の「筆者の持論である勉強方法が書かれた本」だった。
あくまで読み物として手に取った

のだが

これが英語のみならず私の受験勉強や就活試験、ひいては職場内の試験や資格試験等今後の人生のあらゆる試験物のバイブル本となったのだ。

細かいことは忘れたが(おい)、この本で学んだことは「繰り返す」こと。
とにかく知識の肉体吸収においては繰り返しが大事だということがブワーーーっと書いてあった(たぶん他にも膨大な情報が書かれていたのだが忘れた。)。
私はその本の通り英単語をゴリゴリに繰り返し文法もガリガリに繰り返しあれよあれよと英語がスラスラ頭に入るようになった。
一度要領を掴んでしまえばこちらのもので、そこから受験まで英語でボコられたことはない。

※決して得意まではいかないし喋る聞くはからきしダメ。
※今は中学英語すらできない。肉体吸収しても落ちるもんは落ちるよな。

「繰り返し」は界隈では当たり前に言われているが、当時の私には青天の霹靂であった。
そのやり方は他の教科でも使えるので、私の受験勉強はこの一冊無しでは成し得なかったと思う。
今年も合格発表があったね。
受験生のみんなお疲れ様でした🌸

というわけで、バイブル本よ、私に出会ってくれてありがとう。
(書名忘れたけど。)


2.自由からの逃走

エーリッヒフロムの「自由からの逃走」。
ただし、もしかしたら自由からの逃走「の解説本」だったかもしれない。こちらも忘れましたごめんなさい。
これは大学で「自由からの逃走を読む」みたいな講義の際に読んだものなのだが、正直当時から読書に苦手意識があった私が、私でも知ってる著名人の著書なんて絶対難解だし読んだとしても理解できんやろ^_^と思っていた。

がしかし。

読めるじゃないか…!!!
講義で扱ったから講義内容が理解を補助してくれたこともあるが、まさかあの有名人が書いた本を私が理解できるなんて…!!!という感動が半端なかった。
内容はともかく、世界で評されている有名な本を私が理解しながら(推定)読み終えることができた達成感を感じさせてくれたという意味でとても思い出深い一冊である。

これで味を占めたと思い別の著名人の著書「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読んでみたが、ちんぷんかんぷんだった。
やはり私の脳みそには限界があるな。
こちらは時間をかけてゆっくりと、、、読めるといいけど…。
カントとか、一生読めないんだろうな。

ともかく、自由からの逃走、私に出会ってくれてありがとう。



3.図説 新選組 

歴史群像シリーズ特別編集【決定版】図説新選組。
まさかの図説ww
小学生の頃から日本史に興味があったのだが、中学生の頃友人から新選組という組織がドラマチックで面白いよと、漫画だかアニメだかゲームだかを引き合いに出しながら教えてもらった。
あいにくアニメやゲームには関心がなかったのでそちらには振り向かなかったが、「新選組」という組織自体には興味が湧いた。
新選組は当時の中学生の日本史の教科書には確かほとんど出てこなかった。高校でもほぼ出てこなかったよな。
そこで読んだのが、町の図書館にあった「図説 新選組」。

もうそのドラマ性に完全に沼でしたよ。

そりゃドラマチックに見せるために図説とは言え多少の脚色も交えた文章になっているのだと思うが、それにしてもできる限り史実に忠実に、その情景が目の前にあるように、青年たちの高なる希望や仲間割れや組織の行末の意見の食い違いや時代錯誤の中でボロボロになっていく様をドラマチックに描かれたらもう完敗です。
図説はさまざまな文書資料や写真や残された遺物などから推測しながら記載されているので小説ほどフィクションがあるものではない(そもそも歴史自体がフィクションじみてると言われたらそれまでだが。)から、一人ひとりの心情は完全フィクションだったとしてもその環境の解像度が高くてズブズブにその世界観に入り込んでしまった。

図説で新選組の「事実」に近い部分をできるだけ吸収した。
その後、新選組をメインとした小説や永倉新八の回顧録などを読むなどして新選組の知識を蓄え、加えて京都や日野を回って聖地巡礼をした。

今でも京都の壬生や東本願寺、東京の日野や高幡不動に足を運ぶ。函館にも行ったな。新選組オタなら壬生寺の刀傷を見て涙を流すのは絶対通る道だよね…?油小路の跡で合掌するよね…??

日野は、なぜか毎年夏なのだが、汗だくになって記念館や資料館を周り、多摩川沿いを歩きながら夕方雷雨になって走って駅に向かう、というのを最近もやっている(笑)
日野で見る入道雲が好きだ。
かつて武士を夢見た青年たちもここであの入道雲を見たのだろうか、とか妄想してね。

いい趣味だな、と思ってる。
私の青春でもあるな、と思っている。

図説新選組、そして新選組よ、私と出会ってくれてありがとう。
これからもずっと大好きだ。私の青春、私の大好きなお兄ちゃんたち。



というわけで、私の人生にとてつもなくインパクトを与えてくれた3冊を紹介した(名前を忘れているので何の紹介にもなっていない。)。

さすがに人生ではもっともっと本を読んでいる。
社会人になって新書も何冊も買った(積読してないとは言ってない。)。
でも特に自分の人生にインパクトを与えてくれたのは上記かな。
読書ができる人って、そんなインパクトを頻繁に受けているんだろうなと思うから、とても羨ましい。

私もそのインパクト、そしてインパクトによる快感を求めて今日も本を手に取るのだが、どうしてだろう、いつの間にかスマホにすり替わっているんだ。



ありがとうございました。


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