齊藤直裕

薬剤師として「在宅療養支援診療所」に勤務しています。国家資格として薬の適正使用は本文に…

齊藤直裕

薬剤師として「在宅療養支援診療所」に勤務しています。国家資格として薬の適正使用は本文に置きながらも、調剤や服薬指導と言った資格に守られる仕事場ではないことと、資格に国民からの報酬制度はまだないこと、その2点からこの仕事の意味合いややりがいを記事としたくnoteをはじめました。

最近の記事

心不全(話したかったこと)

昨日、シンポジウムがありクロージングと言うことでお話させていただく機会をいただきましたが、クロージングであり時間なくほとんどしゃべれず、さらに機器トラブルにてスライドも動かないといった大失態でありました。 診療所の薬剤師としてどのようなことを行っているか、知っていただくためのものでしたがおそらくはもうお話しする機会もないので、ここに書きのこしておきます。 *今回テーマは「心不全」ですが、心臓の機能低下している状態であって、おそらく「心不全」というワードで思い浮かべる患者さん

    • 精神科デイケアに参加

      精神科デイケアに参加してきました。 1. 先日、精神科デイケアに参加させていただき、薬剤師として薬の一般的なおはなし、薬について相談を受けることが機会をいだきました。普段デイケア業務前に行うミーティングからの参加で、その日のスタッフは看護師、保健師のほか精神科医師も参加し事前にデイケア参加者の情報について申し送りとその日の流れを確認し、皆さんが集まるミーティングルームへ移動します。精神科デイケアに通っている方の多くは若い方、20~40代が中心でした

      • 花粉症治療薬のこと

        花粉シーズン到来? 今年(2024)のスギ花粉飛散量は全国各地、おおむね平年並みと予想されています。 過去のスギ植林によって大量花粉が飛びはじめたことはご存じの通りですが、実は穏やかにスギ花粉生産面積(スギ林)は2050まで右肩あがり、しばらく減ることはありません。そして地球規模で起こっている温暖化の影響か、飛散時期が早まっており、今年は飛散が早く年明けからすでに症状を訴える方が多くみられます。花粉飛散ピークの時期には、曝露(花粉にさらされる)量が増えることによって症状は

        • 発熱外来における診療所薬剤師

          現場感覚ではCOVID-19感染症とインフルエンザの同時流行、先週くらいから感染者の上昇(角度)が変わってきた感じがあります。 発熱外来での薬剤師として行っている薬剤調整をこの度振り返ってみました。 第10波?インフル、コロナのツインデミックその前に…日本は、高齢化×災害としての新興感染症でした。 全世界でみても、2020年からこれまで伸び続けていた平均寿命が1996年以来の短縮をおこしていました。そうみるとCOVID-19のインパクトはすさまじいです。 1.まず、いまの

        心不全(話したかったこと)

          スポーツファーマシストとは

          スポーツファーマシスト資格更新のため、eラーニングを受講しました。 診療所に勤務して2年となりますが、調剤はほとんどなく主には院内での薬剤物品管理、処方サポート、院外では地域の薬局サポートがメインの仕事になっています。 ドーピングにかかわる相談は…最近は全く相談を受けていません。 薬局で働いていた時にはスポーツファーマシストのチームがあり、スポーツ大会などでのアンチ・ドーピング啓発イベントや、トレーナー、コーチを対象とした講習会などの運営に参加していました。 「スポーツファ

          スポーツファーマシストとは