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失敗をして欲しい


失敗について

人間は生きていたら、数多くの失敗をすると思う。
子供の頃では学校生活や友達との関わり方、大人になっても仕事で失敗する事もあれば、交友関係で失敗する事もある。

大きい事を言えば、仕事でミスをしてしまい会社に大きな損失を出してしまう。

家庭や交友関係で言えば、離婚をしてしまったり、友達選びを間違えお金を騙し取られてしまうこと。

逆に小さな事で言えば、新しく買った洋服のサイズを間違る。

買い物ついでに要らないものを買ってしまった。

弁当をお家に忘れてしまった。

などなど…

ケンブリッジ大学の調査では、人間は1日に35000回決断をしているそうです。

こんなに決断してるか?と思ったかもしれませんが、例えば朝ごはんは何食べよう?今日は何の洋服を着よう?信号が変わりそうな時に走ってみよう?など、結構判断を重ねています。

これだけ毎日、判断をしていれば、間違う事の方が多いと思います。

そもそも失敗とはなんだろうか?

失敗は悪い事なのだろうか?
失敗をすると恥ずかしい思いもするし、後で怒られると恐怖心を抱くかもしれない。

しかし、失敗は悪い事なのだろうか?

そもそも、失敗とみんなが思っている事は本当に失敗なのだろうか?

このように1個ずつ考えて行くと、違う視点で物事を見れるようになっていると思う。


日本の現状

日本では失敗しないように、と教育される事が多い様に感じる。

しかし、その教育の仕方は合っているのか疑問に思う。

例えば、自分の子供が他の友達と遊んでる時に、その親は子供になんと言ってるだろうか?

良く聞くのは「迷惑かけないようにね」と言っていないだろうか?

これは、親の感情が子供たちの世界に入ってしまってると思う。
この言葉の裏には、他の子供に何かしたら、私(親)が謝らなければならない。と思っているように感じてしまう。

しかし、インドでは「あなたも他人に迷惑をかけてるから、あなたも他の人からされた迷惑も許しなさい」と教えてるらしい。

この考えはごもっともであるとおもう。

大人でも間違える事が多いのだから、子供はもっと間違える事があると思う。

しかし、間違えを叱り、他人に迷惑をかけないようにとしつける事で、他人から何かされた時に、許す心を持てない子供になってしまうと思う。

自分が経験したことのない事を相手にする時は、その相手がどのような気持ちになるのかを理解出来ないと思う。


失敗の定義

では、失敗やミスとはどのような事かを考えて行こうと思う。

例えば、どんな事でも失敗をした事がなく、全てに置いて正しい決断をしてきた人間を見た事あるだろうか?

少なくとも自分は見たことがない。

でも、失敗を失敗と捉えていない人なら、見たことがある。

その様な人達に共通している事は、挑戦し続けることだと思う。

逆に言うと、失敗している人は挑戦している人とも言える。

人間はこれだけ多くの決断を繰り返して生きていかなければならないので、少しでも決断をする機会を減らそうとすれば、ミスを減らすことはできると思う。

その方法がルーティンだと思う。

自分は仕事の時に着て行く洋服は既に決まっており、準備する順番も決まっている為、準備に時間が掛からない。

また、何があっても同じ道で通勤しており、同じ飲み物をずっと飲んでいる。

これだけでも、多くの決断を削れたと思う。

この様に、仕事でできるだけ自分の力を発揮したいと思っているため、それ以外に不必要な物はどんどん削っている。

失敗した人の強み

失敗した人の1番の強みは情報が手に入った事であると思う。

日本人は失敗をしたがらない為、特に失敗した人の情報の価値は高いと思う。

また、自分が失敗をしていなければ、失敗をした人の気持ちが理解出来ない為、自分の後輩や部下の相談に乗ることが出来ない。

家庭で言えば、子供は親を見て育つ為、親が失敗をして諦めない姿を見せていれば失敗する事のハードルが少しは下がると思う。


失敗を失敗のままにしない

最後に、自分が失敗した時にどのようにしたら良いかを話して、終わりたいと思う。

失敗をする事は誰にでもあることだが、その後の行動で、自分の未来が変わる。

失敗をすると笑われることもあればバカにされる事もある。

しかし、その様な意見は聞かなくて良い。
反撃等はしない方が良い。

もし、反撃してしまえば、自分の事をバカにしてきた人達と同じ土俵に立ってしまっていると思って欲しい。

しかし、挑戦し続けて成功した時に、その人達は何も言えなくなるだろう。

人の事を悪く言う人達のグループは、とても脆く崩れやすい。

しかし、そんな時に応援をしてくれる人は、後に大きな財産になるはず。
これはどれだけの大金を積もうが手にする事は出来ない。

そのためにも失敗をする事を恐れないで欲しい。

そして、少しでも挑戦しやすい環境になれば良いと思う。


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