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久しぶりに泣いている息子を見て思ったこと

習い事の迎えにいくと。
他の子どもと上手くいかなかったようで
「もう俺やめる。やめたい。」
と言い。
「学校にも行きたくない。」
と言い出した。
どうしたのか話を聞くと文句を言われたり理不尽に蹴られたりする。
言い返したりやり返したりしているがそんな事が増えてきてつらい。
という。

「お母さんだって仕事やめたいよ。上手くいかないことだってたくさん
あるよ。大人になる修行だと思って少しがんばってみたら。」
と今思えば、息子に寄り添えない大人の思いを伝えてしまった。

「俺はもう嫌なんだよ。つらいんだ。」
と辛かったあれこれを話し出した。
「好きなことはゲームとユーチューブと神楽だけだし。」

「もう死にたい。」

といって少しだけ泣いた。暗い夜道だったけど確かにすすっていた。

少し考えてこういった。
「お母さんと死のうか。」
「どうやって死ぬ?」

すると色んな死に方を提案してくれた。

最終的には帰り道で買い忘れたマヨネーズをコンビニへ寄り道することになりずっと買いたいと言っていたスイッチのチャージカードを立て替えて買ってあげることで話は流れた。

信号待ちをしている時
「しんどかったら休んでもいいし、もう少し続けてみたら。」
と言った。すでに気持ちが切り替わっていたようで
「やっぱり辞めんわ。」
と表情が変わった。

息子の涙ををみると
9歳になっていてもつらい気持ちになる。
心配で心配でどうしたらいいかわらなくなる。
気丈にしているつもりでも、しどろもどろの反応になっている。
まだまだ。私はまだまだだ。
ただ息子が「死にたい」と親に言ってくれる弱音を吐いてくれる関係で
よかった。と思った。私は親に死にたいと言えない子供だったから。

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