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【連続小説】 冒険ダイヤル

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おさななじみとの再会を願う、高校生たちの物語。 そこには小さな謎解きが待っています。
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#伝言

冒険ダイヤル 第7話 公衆電話と謎解きゲーム

災害用伝言ダイヤルとは災害が発生したとき被災地域に電話がつながらない場合に使える声の伝言…

アイチャイム
8か月前
6

冒険ダイヤル 第9話 ハイチュウと絆創膏

トイレ休憩の後、駿から伝言が入っていた。 「その六文字で全部だよ。だからヒントは無し。あ…

アイチャイム
8か月前
10

冒険ダイヤル 第14話 こたつ授賞式

「あたし寒くなってきちゃった。亮君、この黄色いのずっと着ててもいい?」 奈々美はあんなに…

アイチャイム
8か月前
12

冒険ダイヤル 第16話 いちもんめ

「ふーちゃん何かあったの?」 放課後、顔を合わせるなり絵馬にそう言われて深海はドキッとし…

アイチャイム
7か月前
8

冒険ダイヤル 第17話 ( )

その日はいくら待っても魁人からの電話は来なかった。 しかし念のため翌日の朝一番に171を…

アイチャイム
7か月前
10

冒険ダイヤル 第18話 (( ))

翌日の昼休み、学食のすみっこのテーブルを挟んで駿と絵馬は口喧嘩をしていた。 「ふーちゃん…

アイチャイム
7か月前
10

冒険ダイヤル 第19話 赤い靴

翌日、太陽が真上に来る頃、駿と絵馬は箱根湯本駅のホームに降り立った。すぐ近くが改札なのだが、ふたりはそちらへ向かわず一旦立ち止まった。 「暑いね」 「暑いな」 絵馬はつば広の帽子とサングラスにすみれ色のワンピースというリゾート感満載のいでたちだ。 帽子からほんの少しだけ肩にこぼれた髪が儚げで、小柄な彼女をいっそう華奢に見せている。   駿はなんの変哲もない無地のシャツとジーンズだが、何を着ても高級品に見える羨ましいスタイルのおかげで絵馬と並んでも見劣りしない。 まあまあお似