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2024年1月25日(木)〈10 年後に住んでいたいまち〉を考えよう~

シン・住みよいつくばの会(「障害×提案=住みよいつくばの会」第 5 期)・第 6 回 ~2033 年にタイムトラベル!〈10 年後に住んでいたいまち〉を考えよう~
2024 年 1 月 25 日(木)10:00-12:00 @かつらぎ交流館 参加者:18 名


■オリエンテーション(10:00-10:05)


・斉藤さんより、「シン・住みよいつくばの会」の趣旨と進め方の案内をいただいた。
23 年 03 月 ・2033 年像を描く(「困りごと」から始めるのではなく、ビジョン=理想を描く)
05 月 ・テーマを定める(焦点を絞り、課題(〇〇を□□するには?)を設定する)
*以降、24 年 03 月まで、「声を集める(課題に対する「現状」や「解決へのアイデア」 を募る)」、および「他の自治体の事例を調べ、検討する」ことも並行して行う。
07 月 ・解決策を検討する・その 1(声や事例をもとに、解決の方向性を定める)
09 月 ・解決策を検討する・その 2(声や事例をもとに、解決策の具体化を図る)
11 月 ・解決策を検討する・その 3(声や事例をもとに、解決策の具体化を図る)
24 年 01 月 ・解決策を検討する・その 4(声や事例をもとに、解決策の具体化を図る)
03 月 ・解決策を確定し、提案の骨子を作成する *この間、「声を集める(提案内容に対する意見を募る)」ことも行う。
05 月 ・提案内容を確定し、市民フォーラムを準備する
07 月 ・市民フォーラムでお披露目する
09 月 ・候補者への提案作業を準備する
参考:https://kx6vn.hp.peraichi.com/

■チェックイン(10:05-10:15)


・一人一言で「今日の期待」をリレーした。

■前回の成果をおさらいする(10:15-10:25)

・前回の成果をおさらいした。
・前回は、「私たちの 2033 年像」実現に向けて、「住居」と「健康」に関する解決策の検討を 行った。
具体的には、3 グループ(各 4~5 名)に分かれ、「住居」「健康」の順に、それぞれ「グル ープで検討(約 20 分)」→「全体で共有(約 10 分)」→「グループで追加検討(約 5 分)」 を行い、アイデアを得た。成果に関しては、前回の議事メモを参照のこと。

■「理解と参加」と「学校」に関する解決策の検討を行う(10:25-11:40)


・「私たちの 2033 年像」実現に向けて、「理解」「参加」「学校」に関する解決策の検討を行 った。
具体的には、4 グループ(各 4~5 名)に分かれ、「理解」「参加」「学校」の順に、それぞ れ「グループで検討(約 15 分)」→「全体で共有(約 5 分)」→「グループで追加検討(約 5 分)」を行い、アイデアを得た。

◇理解 10:25-10:50


2033 年像への課題:
有償の障害平等研修(DET)が事業所や学校、地域で開催されるようにするには?

私たちの 2033 年像:
・障害理解が進んでいる
・心のバリアフリーを促進するようなイベントが開催されている
・手助けの声のかけ方を学べるイベントが開催されている
・すべての小・中・高校で、障害福祉教育が継続的に行われている
・障害理解教室の講師に謝礼が支払われている

▶解決策:
・市の初任者研修・管理職研修、社協の研修に DET を取り入れる
・民生委員対象に DET を実施する(特定の地区でモデル的に試行し、他の地区に拡げる)
・小中学校のカリキュラム(「つくばスタイル科」の授業)に DET を組み込む
・市の計画に「心のバリアフリーの取り組み」として DET を盛り込む
・最低年に 1 回は、市または社協の主催で、市民向けに DET を開催する
・商工会のイベントとして DET を開催する
・地域に本社のある BtoC ビジネスの企業に、従業員向けに DET を実施するよう PR する
・DET を実施するとよい企業を、コンサルタントに紹介してもらう
・DET 開催時に、市から助成金が出るようにする
・DET 開催時に、参加者は無料とする/参加者からカンパを募る
・DET 開催時に、市役所や交流センターへのポスター掲示、広報つくばへの掲載等で PR する
・まずは「住みよいつくば」で DET を開催する
・合理的配慮がどこに使われているかを公表する
・よい対応をしてくれた事業所・店舗を表彰する(優良店ステッカーを贈呈する)

◇参加 10:50-11:15

2033 年像への課題:
すべての会議やイベントに障害者も参加することが前提となっているには?

私たちの 2033 年像:
・市のすべての協議会に障害者が参加している
・「障害市民会議」が開催されている
・イベントの参加申込時に、合理的配慮の要否が必ず問われるようになっている

▶解決策:
・市のすべての協議会に、少なくとも 1 人以上の障害者が委員となるよう、条例で義務づける
・層化無作為抽出による市民会議の基準として、地域・年代・性別に加え、障害の有無も加える
・「住みよいつくば」の名称を「生涯市民会議」に変更し、市に PR などでバックアップしてもらう
・市にイベントの後援申請があった際、情報保障や合理的配慮の有無を確認する
(Yes...優先的に後援、No...理由を確認。回答の公表も行う)
・市主催のイベントの申し込みフォームに、合理的配慮の要否・必要な配慮の内容の記入欄を設ける
・当事者が仕事をする際もサービスが使えるようにする
・会議やイベントの実施にあたり、会場のバリアフリー状況や情報保障の状況を情報公開する
・会議参加にあたっての手話通訳・車いす介助などに対し、公費が出るようにする
・福祉有償運送の資格取得の補助、つくタクへの福祉車両の導入など、移動手段を確保する
・市の幹部(市長や部長)が、まちあるきなどの現場体験に参加する
・各交流センターをバリアフリー化する
・障害者が使える福祉会館をつくる
・興味・関心のあるイベントのお知らせが届くような「メール登録」制度を実施する ・民生委員・児童委員など「伝える人」に報酬が出るようにする
・バリアフリー条例を制定する

◇学校 11:15-11:40

2033 年像への課題:
すべての学校がハード面・ソフト面ともにバリアフリー化されるには?
障害があってもなくても自由にいられる居場所をつくるには?

私たちの 2033 年像:
・どんな障害のある子も、自分が望む学校に普通に通えるようになっている×4
・すべての学校にエレベーターがある
・すべての学校に多目的トイレがある

▶解決策:
・バリアフリー化やトイレ改修の整備計画をつくる
・車いすが入れる多目的トイレの整備計画をつくる(車いす利用の児童・生徒がいる学校から)
・すべての公立学校に多目的トイレとエレベーターまたは車いす昇降機を設置する
・介助者をつける費用を市で負担する
・幼稚園・保育園から、障害のある子ども・ない子どもが一緒に遊ぶ機会をつくる
・小中学校のカリキュラムに、必ず「障害」について学ぶ内容(車いす体験など)を盛り込む
・子どもも大人も「障害」について学ぶ機会をつくる
・教員と特別支援員が DET を受講し、考え方を転換してもらう
・DET の実施を義務化する
・普通学校と特別支援学校の間を気軽に転校できるようにする
・(いじめなどへの対応として)転校要件を緩くする
・(いじめなどへの対応として)教室に常に大人がいるようにする

■次回のテーマ・日程・会場を決める(11:40-11:50)


・第 7 回(3 月)のテーマおよび日程・会場を決定した。
・次回は、3 月 27 日(水)10:00~12:00 に、つくば市民センター(コリドイオ)会議室で開催 し、「解決策を確定して、提案の骨子を作成する」作業を行うこととした。

■チェックアウト(11:50-12:00)

・一人一言で「今日の感想」をリレーした。
以上