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2024 年 5 月 22 日〈10 年後に住んでいたいまち〉を考えよう~

シン・住みよいつくばの会(「障害×提案=住みよいつくばの会」第 5 期)・第 8 回 ~2033 年にタイムトラベル!〈10 年後に住んでいたいまち〉を考えよう~
2024 年 5 月 22 日(水)10:00-12:00 @つくば市民センター会議室 参加者:22 名


■オリエンテーション(10:00-10:05)

・斉藤さんより、「シン・住みよいつくばの会」の趣旨と進め方の案内をいただいた。
23 年 03 月 ・2033 年像を描く(「困りごと」から始めるのではなく、ビジョン=理想を描く)
05 月 ・テーマを定める(焦点を絞り、課題(〇〇を□□するには?)を設定する)
07 月~24 年 01 月・解決策を検討する・その 1~4(課題解決の方向性を定める)
24 年 03 月 ・解決策を確定し、提案の骨子を作成する
05 月 ~06 月・提案の内容を確定する・その 1~2←今回ここ!
07 月 ・提案の文言を確定する
08 月 ・候補予定者に提案書を配布する
10 月 ・回答状況を公表する(10 月 20 日告示、10 月 27 日投開票)
参考:https://kx6vn.hp.peraichi.com/

■チェックイン(10:05-10:15)

・一人一言で「今日の期待」をリレーした。

■今後の会のあり方・進め方を検討する(10:15-10:30)

・今後の「住みよいつくばの会」のあり方・進め方を検討した。

■前回の成果をおさらいする(10:30-10:35)

・前回の成果をおさらいした。
・前回は、これまでに得られた解決策(案)を確認しつつ、「やりたい!(重要度=ビジョンと のつながりの深さ)」と「できる!(実現性=協働での取り組みへの相性)」という 2 つの観 点で、優先順位をつけた。
具体的には、4~5 名のグループに分かれ、【「交流 1・2」「情報」】【「移動 1・2・3・ 4」】【「トイレ」「住居」「健康」】【「理解」「参加」「学校」】の順に、それぞれ「グ ループで理解を深める(約 10 分)」→「個人で投票する(約 5 分)」を行い、最後に全体で
再検討する(約 20 分)」ことで、優先順位を確定した。成果に関しては、前回の議事メモを 参照のこと。

■提案の内容を確定する(10:35-11:45)


・原案をもとに、提案の内容を確定した。
具体的には、全 13 項目のうち 7 項目について、各項目 10 分程度(うち 3 分程度を 3~4 名の バズセッションに充当)で、「提案内容の案」をもとに、内容を検討・確定した。

◇交流(1)


▶私たちの 2033 年像:
・福祉会館がある×2
・すべての家から徒歩または自転車で行ける範囲に交流センターがある
・すべての交流センターがバリアフリーになっている

▶2033 年像への課題:
・便利に行ける範囲に、集える場・相談の場(バリアフリーの交流センターや福祉会館)がある状態とするに は?
・オンラインで福祉相談ができるようにするには?

▶解決策:
6・相談員は必ず障害平等研修(Disability Equality Training: DET)を受講する 5・福祉会館設置の要望を出し続ける
4・イベント等における「バリアフリー・ガイドライン」を設けることで、アクセスしやすくする
4・障害者が交流センターの相談員を務めることで、相談しやすい雰囲気にする
3・空き家・空き店舗などを活用し、バリアフリー(特にトイレと段差)の居場所をつくる
1・バスなどの公共交通の利便性を高め、交流センターにアクセスしやすくする
1・当事者同士が集えるイベントや、相談・交流の場に関する情報を分かりやすく広報する
 →「どこで」「だれが」「なにを」やっているかが分かるようにする
 →国立情報学研究所の「歴史的行政区域データセット」を活用する
0・各地の集会所や交流センターを巡回する「移動相談」を行う

(提案内容の案)
→市内の各交流センターの相談員が障害平等研修(Disability Equality Training: DET)を受講する か、あるいは障害当事者が相談員を務めるようにすることで、誰もが相談しやすい雰囲気にする。
→市内で開催される各種イベント等(行政主催・民間主催を問わず)に関して、「バリアフリー・ガイ ドライン」を設けることで、誰もがアクセスしやすくする。

※「福祉会館設置」は「要望」なので、本会の活動とは別に行う。

【提案内容】
→「相談員が障害平等研修を受講する」に関しては、「理解」の項目へ統合する。また、「障害当事者 が相談員を務める」に関しては、相談員は必ずしも「障害」に特化した相談を受けるわけではないた め、今回の提案からは外す。
→「ガイドラインを設ける」に関しては、おおむね以下の内容とする。加えて、「情報」の類似の提案とあわせて再検討する。 「市内で開催される各種イベント等(行政主催・民間主催を問わず)につき、○○が策定する(ガイ ドラインやチェックリストを記載した)「バリアフリー・ハンドブック」などのツールを用いること で、誰もがアクセスしやすくする。」

◇交流(2)


▶私たちの 2033 年像:
・団地にいろいろな障害の人が一緒に住んでいる ・インクルーシブ公園で多様な子どもたちが一緒に遊んでいる
▶2033 年像への課題: ・多様なバックグラウンドのある人が安心してつながれる場所・仕組み(ベンチなど)をつくるには?

▶解決策:
9・市役所本庁舎 1 階に「福祉カフェ」(福祉の店の商品を購入して食べられるスペース)を設ける
→分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を導入する →メニューやオーダーの取り方など、他の店舗のモデルとなるような完璧な情報保障を実現する →交流イベント(相席カフェなど)を行う

7・様々な会議に障害当事者が委員として入り、意思決定に関われるようにする
3・自立生活に向けての移行支援(グループホームなど。例:尼崎おためしハウス)を行う
2・不自由な人ほど、便利な場所(交通の便が良い、移動販売があるなど)に住めるようにする
 →結果として、誰にとっても居心地のよい場になる
1・元気な高齢者に介助を担ってもらう
0・様々な人が参加できる気軽なイベントを行い、積極的に情報発信する

(提案内容の案)
→市役所本庁舎 1 階に「福祉カフェ」(福祉の店の商品を購入して飲食できるスペース)を設けるとと もに、メニューやオーダーの取り方など、他の店舗のモデルとなるような情報保障を実現する。 なお、分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を導入する、交流イベント(相席カフェなど)を行うこ となども、あわせて検討する。

※「会議への委員参加」は「参加」の項目へ。

【提案内容】
→実現可能性を考慮し、おおむね以下の内容とする。
「市役所本庁舎のレストランにつき、点字・指さしメニューや筆談ボードによる注文など、他の店舗 のモデルとなるような情報保障を実現する。あわせて、OriHime Porter(遠隔コミュニケーションロ ボット「OriHime」を備えた、遠隔地から操作できる分身ロボット)による接客や運搬の導入も検討する。」

◇情報


▶私たちの 2033 年像:
・公共施設・公共交通機関で、アナウンス+文字(電光掲示板など)による案内がある
・タブレットによって、言いたいことを手話や文字に変換できるようになっている
・市役所や市民活動センターに、誰でも使える点字プリンターがある
・希望すれば、いつでも・どこでも手話通訳者にアクセスできる
・言葉のバリアフリー(やさしい日本語による説明など)が進んでいる
・市の案内がテキスト化されている
・ICT サポーターが増えている
▶2033 年像への課題:
・その人にあった(その人が必要な)情報を確実に手にすることができるようにするには?
▶解決策:
7・市の主催事業は、合理的配慮を確実なものとし、後援事業は、合理的配慮の有無を公表する
5・ICT 機器が充実しても、教えてくれる人がいないと使えないため、全職員が障害平等研修を受講する
2・関連する情報が一覧できるポータルサイトをつくる(作成をボランティアに働きかける)
1・市報の福祉情報を充実させる
0・「バリアフリー・インクルーシブ万博」を開催する (市・筑波技術大学・幸和義肢研究所・ほにゃらなどのイベントを合同で開催する)

(提案内容の案)
→市が主催する事業は、合理的配慮を確実なものとし、後援する事業は、合理的配慮の有無を公表す る。

※「障害平等研修」は「理解」の項目へ。

【提案内容】
→具体性を高めるために、おおむね以下の内容とする。加えて、「交流(1)」の類似の提案とあわせて再 検討する。 「市の主催事業は企画書に、後援事業は申請書に、それぞれ○○が策定する合理的配慮のチェックリ ストを記載するとともに、チェックの状況を公表する。」

◇移動(1) 徒歩・車いすでの移動


▶私たちの 2033 年像:
・すべての人が安全に歩道を利用できるよう整備されている(広い、段差や穴がない、点字ブロックがある)×3
・交差点の歩道と車道の段差がなくなっている(熊谷 UD ブロックが導入されている)
・すべての大通りに音声信号が設置されている
・すべての道に街路灯がある
・学生が多く住む地域に街路灯が多く設置され、安全が確保されている
・公園やペデストリアンデッキに、きれいなベンチがたくさん設置されている
▶2033 年像への課題:
・すべての人が安全かつ快適に(休める場所も含め)歩道
・車道を利用できるよう整備するには?
▶解決策(徒歩・車いすでの移動):
7・公道における段差をなくす(熊谷 UD ブロック)
5・ナビゲーションシステムで、目的地までの平坦なルートが案内されるようにする
1・シェアカーが中心の社会にする(それぞれの特性に合った車をシェアするようにする)
1・トイレなどの標識をユニバーサルデザインにする
0・shikAI(QR コード付きの点字ブロック)を普及させる

(提案内容の案)
→熊谷 UD ブロックの導入などを通じ、公道における車道と歩道との段差をなくす。
→(○○の)ナビゲーションシステムで、目的地までの平坦なルートが案内されるようにする。

【提案内容】
→「段差をなくす」に関しては、誤解を防ぐために、おおむね以下の内容とする。 「交差点につき、熊谷 UD ブロック(平坦性と歩車道の判別性を兼ね備えた段差解消ブロック)の導入 などを通じ、車いす利用者・視覚障害者双方の利便性と安全性を確保する。なお、実施箇所に関して は、障害当事者等からの要望を踏まえて決定する。」
→「ナビゲーションシステム」に関しては、市の施策の対象外となる側面が大きいため、今回の提案か らは外す。

◇移動(2) 公共交通での移動


▶私たちの 2033 年像:
・バリアフリー化された公共交通機関が利用できる
・駅員の補助がなくても、いつでも、どの車両でも乗ることができるようになっている
・すべてのバス停が車いすで乗降しやすい形状・広さになっている
・すべての人が自由にどこでも行ける公共交通機関(つく福タク)がある
・マイナカードが障害者手帳を兼ね、カードをかざすだけで割引運賃が適用されるようになっている
▶2033 年像への課題:
・すべての人が平等に公共交通機関を利用できるようにするには?
・障害があっても移動が自由に、スムーズにできるようにするには?
▶解決策(公共交通での移動):
6・「つくば市公共交通活性化協議会」に当事者団体を入れ、意見を反映させる
3・車いすでのタクシーの乗降がスムーズになるよう、乗務員の研修を充実させる
1・誰でも使いやすい「ロボタクシー」を開発する
0・バス停を路面電車の停留所のような形にする
0・電車内からでもサポートの依頼ができるようにする

(提案内容の案)
→「つくば市公共交通活性化協議会」に障害当事者の団体を加えることで、障害者の意見を反映させ る。

【提案内容の案】
→「参加」の類似の提案とあわせて再検討する。加えて、協議会での検討の現状を把握する。

◇移動(3) 車での移動


▶私たちの 2033 年像:
・身障者用駐車場が、数・広さともに充実し、いつでも停められるようになっている×2
▶2033 年像への課題:
・障害に関係なく、そのとき必要な人が、いつでも駐車できるようにするには?
▶解決策(車での移動):
6・車止めの高さや間隔の規格を、スロープを考慮したものとする
3・多目的駐車場の基準を見直す
3・「思いやり駐車場」を増やす
2・スローパー車が使いやすい、縦長のスペースを増やす
2・車のスロープの規格を統一する

(提案内容の案)
→駐車場の車止めの高さや間隔の規格を、スロープを考慮したものとするよう、○○に働きかける。

【提案内容】
→おおむね以下の内容とする。 「身障者用駐車場の一つの理想形である、みどりのプールの「おもいやり駐車場」と同等の駐車スペ ースの設置を、他の公共施設でも実現するとともに、民間にも推奨する。」

◇移動(4) 飲食店・店舗等へのアプローチ


▶私たちの 2033 年像:
・すべての飲食店・店舗に車いすで入ることができるようになっている×3
・美術館・博物館がバリアフリー化されている
▶2033 年像への課題:
・すべての飲食店・店舗・美術館・博物館がバリアフリー化されている状態とするには? (検討のヒント:バリアフリー条例を制定する)
▶解決策:
7・建築許可の基準として、バリアフリー化していることを追加する
6・新築や改修の際に、当事者(団体)がチェックするようにする
3・障害者に優しい店の認証制度をつくる(バリアフリーソムリエ)
3・市役所内にバリアフリー化のアドバイザーを置き、相談に乗れるようにする
2・合理的配慮のサポーター制度をつくる
1・バーチャル空間で「バリアフリー万博」を開催し、事業者に参加を呼び掛ける
1・皆で積極的に利用して、意見を伝えていく
0・バリアフリー化のメリットを自治体が提供する(ホームページでの PR、法人税・事業性の減免など)
0・バリアフリーの基準を満たしている店舗だけで使える「お買物券」を自治体が発行する
0・公共施設はバリアフリー化を法律や条例で義務づけ、民間施設は補助金をさらに拡充する

(提案内容の案)
→条例により、飲食店や店舗の建築許可の基準に「バリアフリー化」を追加するとともに、新築や改修 の際に、障害当事者(またはその団体)がチェックするようにする。

【提案内容】
→誤解を防ぐとともに、実現可能性を考慮し、おおむね以下の内容とする。 「岐阜県高山市の「高山市誰にもやさしいまちづくり条例」などに見られるように、特別特定建築物 (整備基準に適合する義務がある建築物)の追加や、対象となる規模(延べ床面積)の引下げなど、 法律や県の基準よりも高い独自の基準を設けることを、段階的に実現していく。」

※本日の検討はここまでとし、以下の項目に関しては、次回の検討とする。


◇トイレ


▶私たちの 2033 年像:
・トイレをもっと大事に考えるようになっている
・バリアフリートイレが(広さ・手すりの数・機能など)より使いやすくなっている
・ベビーカーが入れるくらいの、ちょっと広めのトイレが増えている
・公共施設のトイレや通路が十分に広くなっている
・公共施設のトイレがすべて個室(ジェンダーフリー)になっている
・すべてのバリアフリートイレや男性用トイレにサニタリーボックスが設置されている
・多目的トイレの表示が分かりやすいものになっている
・ユニバーサルシート付トイレが増えている(各施設・各階に 1 つ)
▶2033 年像への課題:
・(公共施設は当然として)すべての飲食店・コンビニ等のトイレが、障害者を含め多様な人が使うことが 前提となっているには?

(検討のヒント:設計時に当事者の声を聴く)

▶解決策:
4・多目的トイレの仕様に関する基準をつくる(当事者が提案する/定期的に見直す)
4・トイレ情報をマップ化する(まずは「多目的トイレマップ https://wc.jp47.net/」に情報を登録する)
3・店舗の規模に応じたバリアフリートイレの設置基準をつくる
2・バリアフリートイレの設置により、助成金または法人税・事業税の減免が得られるようにする
2・「トイレ学」でまちおこしに取り組み、「トイレといえばつくば市」と言われるようにする 1・市役所にトイレアドバイザー(トイレマスター)を置く
1・合理的配慮のコンサルティング会社をつくる 1・多目的トイレのマークに「レインボーマーク」を追加する
0・新築や改修の際は「トイレファースト」で設計・施工する
0・多目的トイレのメンテナンスにも予算をかけるようにする
0・トイレについて、さまざまな当事者が集まって話す場を設ける
0・「出入口の広さ」に留意するようにする/個室内に、荷物をかけるフックを増やす

(提案内容の案)
→多目的トイレの仕様に関する基準を、障害当事者とともに策定し、定期的に見直しを行う。
※「トイレ情報のマップ化」は、本会の活動として行う。

◇住居


▶私たちの 2033 年像:
・バリアフリー住宅が選び放題になっている
・すべてのアパートにバリアフリーの部屋が 1 つ以上ある
・障害のある人専用の物件を扱う不動産屋がある
・障害者も入居しやすい賃貸物件が増えている
・新築時に補助金が出ることで、バリアフリー住宅が増えている
・住居改修時の補助金の「1 人 1 回」という制限がなくなっている
・聴覚障害者のグループホーム(施設)がある
▶2033 年像への課題:
・障害のある人が住む場所に困らない環境を整えるには? (検討のヒント:バリアフリー条例を制定する)

▶解決策:
7・公営住宅にバリアフリー物件を一定数つくる
4・数値目標として「年 2 棟・2 部屋のバリアフリー化」を掲げる 4・バリアフリー物件マップをつくる
2・「つくば市バリアフリー条例」を制定し、規制をかける/アパートをバリアフリー化する
2・バリアフリーの基準を検証し、明確にする
1・固定資産税に対し、(エコ減税のように)バリアフリー減税を行う
1・障害種別に対応した物件があり、選べるようにする
0・バリアフリー住宅の建築に補助金を出す
0・バリアフリー助成を、業者も使えるようにする
0・便利な場所にバリアフリーの部屋をつくり、税金の減免を行う
0・一人暮らしへの家賃補助を行う
0・近所の人の障害に対する理解を進める
0・管理人が見回りしてくれる物件を増やす
0・物件紹介サイトで、バリアフリーの詳細を明記するようにする

(提案内容の案)
→条例により、公営住宅の一定数をバリアフリー物件とする。たとえば、「年 2 棟・2 部屋のバリアフリ ー化」などの数値目標を掲げる。
→バリアフリー物件マップを作成する。

◇健康


▶私たちの 2033 年像:
・誰でも市の健康診断を受けられるようになっている
・車いす体重計が市役所や交流センターに設置されている
▶2033 年像への課題:
・どんな人でも気軽に健康診断が受けられるようにするには?
・様々な障害にあわせた健康診断を受けられる医療機関が分かるようになるには?
▶解決策:
8・胃部レントゲン(バリウム検査)ができないのなら、代替手段(胃カメラなど)を無料で用意する
5・バリアフリーで健康診断を受けられる場所を「ちょい住み」で調査し、公表する
4・車いす体重計を市役所や医療機関に設置する
4・障害者向けのマラソン大会を実施する
2・症状の伝達などのコミュニケーションに役立つツール(イラスト、指差しボードなど)を開発する
2・障害・症状に合わせた健康増進体操を「ちょい住み」で調査し、公表する
1・障害種別に対応する、健診や診療に関するコンシェルジュを設置する
0・市内 6 地域に相談窓口を開設する
0・保健センターにエレベーターを設置する

(提案内容の案)
→胃部レントゲン(バリウム検査)が受診できない障害者に対し、代替手段(胃カメラなど)を無料で 用意する。
→市役所や医療機関に車いす体重計を設置する。
→障害者向けのマラソン大会を実施する。
※「バリアフリーで健康診断を受診できる場所の調査・公表」は、本会の活動として行う。

◇理解


▶私たちの 2033 年像:
・障害理解が進んでいる
・心のバリアフリーを促進するようなイベントが開催されている
・手助けの声のかけ方を学べるイベントが開催されている
・すべての小・中・高校で、障害福祉教育が継続的に行われている
・障害理解教室の講師に謝礼が支払われている
▶2033 年像への課題:
・有償の障害平等研修(DET)が事業所や学校、地域で開催されるようにするには?
▶解決策:
5・市の初任者研修・管理職研修、社協の研修に DET を取り入れる
4・小中学校のカリキュラム(「つくばスタイル科」の授業)に DET を組み込む 4・商工会のイベントとして DET を開催する
3・よい対応をしてくれた事業所・店舗を表彰する(優良店ステッカーを贈呈する)
2・DET 開催時に、市から助成金が出るようにする
1・民生委員対象に DET を実施する(特定の地区でモデル的に試行し、他の地区に拡げる)
1・市の計画に「心のバリアフリーの取り組み」として DET を盛り込む
1・最低年に 1 回は、市または社協の主催で、市民向けに DET を開催する
1・DET 開催時に、参加者は無料とする/参加者からカンパを募る
1・合理的配慮がどこに使われているかを公表する
0・地域に本社のある BtoC ビジネスの企業に、従業員向けに DET を実施するよう PR する
0・DET を実施するとよい企業を、コンサルタントに紹介してもらう
0・DET 開催時に、市役所や交流センターへのポスター掲示、広報つくばへの掲載等で PR する
0・まずは「住みよいつくば」で DET を開催する

(提案内容の案)
→市の階層別研修や、社会福祉協議会の職員研修に、障害平等研修(Disability Equality Training: DET)を取り入れる。あわせて、市内の各交流センターの相談員が障害平等研修を受講することで、誰 もが相談しやすい雰囲気にする。
→小中学校のカリキュラム(「つくばスタイル科」の授業)に、障害平等研修を組み込む。

◇参加


▶私たちの 2033 年像:
・市のすべての協議会に障害者が参加している
・「障害市民会議」が開催されている
・イベントの参加申込時に、合理的配慮の要否が必ず問われるようになっている
▶2033 年像への課題:
・すべての会議やイベントに障害者も参加することが前提となっているには?
▶解決策:
8・市のすべての協議会に、少なくとも 1 人以上の障害者が委員となるよう、条例で義務づける
3・市主催のイベントの申し込みフォームに、合理的配慮の要否・必要な配慮の内容の記入欄を設ける
3・当事者が仕事をする際もサービスが使えるようにする
2・市にイベントの後援申請があった際、情報保障や合理的配慮の有無を確認する
(Yes...優先的に後援、No...理由を確認。回答の公表も行う)
2・会議参加にあたっての手話通訳・車いす介助などに対し、公費が出るようにする
2・福祉有償運送の資格取得の補助、つくタクへの福祉車両の導入など、移動手段を確保する 2・バリアフリー条例を制定する
1・層化無作為抽出による市民会議の基準として、地域・年代・性別に加え、障害の有無も加える 1・会議やイベントの実施にあたり、会場のバリアフリー状況や情報保障の状況を情報公開する
1・市の幹部(市長や部長)が、まちあるきなどの現場体験に参加する
1・障害者が使える福祉会館をつくる 1・民生委員・児童委員など「伝える人」に報酬が出るようにする
0・各交流センターをバリアフリー化する
0・「住みよいつくば」の名称を「障害市民会議」に変更し、市に PR などでバックアップしてもらう 0・興味・関心のあるイベントのお知らせが届くような「メール登録」制度を実施する

(提案内容の案)
→市が主催する審議会・協議会等の各種会議に、少なくとも 1 人以上の障害当事者が委員となるよう、 条例で義務づける。

◇学校


▶私たちの 2033 年像:
・どんな障害のある子も、自分が望む学校に普通に通えるようになっている×4
・すべての学校にエレベーターがある
・すべての学校に多目的トイレがある
▶2033 年像への課題:
・すべての学校がハード面・ソフト面ともにバリアフリー化されるには?
・障害があってもなくても自由にいられる居場所をつくるには?
▶解決策:
5・幼稚園・保育園から、障害のある子ども・ない子どもが一緒に遊ぶ機会をつくる
4・DET の実施を義務化する
3・(いじめなどへの対応として)転校要件を緩くする
2・バリアフリー化やトイレ改修の整備計画をつくる
2・すべての公立学校に多目的トイレとエレベーターまたは車いす昇降機を設置する
2・小中学校のカリキュラムに、必ず「障害」について学ぶ内容(車いす体験など)を盛り込む
1・子どもも大人も「障害」について学ぶ機会をつくる
0・車いすが入れる多目的トイレの整備計画をつくる(車いす利用の児童・生徒がいる学校から)
0・介助者をつける費用を市で負担する
0・教員と特別支援員が DET を受講し、考え方を転換してもらう 0・普通学校と特別支援学校の間を気軽に転校できるようにする
0・(いじめなどへの対応として)教室に常に大人がいるようにする

(提案内容の案)
→幼稚園・保育園から、障害のある子ども・ない子どもが一緒に遊ぶ機会をつくる。

■次回のテーマ・日程・会場を決める(11:45-12:00)


・第 9 回・第 10 回のテーマおよび日程・会場を、以下の通り決定した。
・第 9 回:提案の内容を確定する・その 2
(今日の続き、残りの 6 項目) 6 月 5 日(水)10:00~12:00、つくば市民センター大会議室
・第 10 回:提案の文言を確定する
7 月 18 日(木)10:00~12:00、つくば市民センター大会議室

以上