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2023年5月25日(木) 〈10 年後に住んでいたいまち〉を考えよう

シン・住みよいつくばの会(「障害×提案=住みよいつくばの会」第 5 期)・第 2 回~2033 年にタイムトラベル!〈10 年後に住んでいたいまち〉を考えよう~2023 年 5月 25 日(木)10:00-12:00 @吾妻交流センター 参加者:22 名


■オリエンテーション(10:00-10:05)


斉藤さんより、「シン・住みよいつくばの会」の趣旨と進め方の案内をいただいた。
2023 年
03 月 ・2033 年像を描く(「困りごと」から始めるのではなく、ビジョン=理想を描く)
05 月 ・テーマを定める(焦点を絞り、課題(〇〇を□□するには?)を設定する
*以降、24 年 03 月まで、「声を集める(課題に対する「現状」や「解決へのアイデア」を募る)」、および「他の自治体の事例を調べ、検討する」ことも並行して行う。
07 月 ・解決策を検討する・その 1(声や事例をもとに、解決の方向性を定める)
09 月 ・解決策を検討する・その 2(声や事例をもとに、解決策の具体化を図る)
11 月 ・解決策を検討する・その 3(声や事例をもとに、解決策の具体化を図る)
2024 年
01 月 ・解決策を検討する・その 4(声や事例をもとに、解決策の具体化を図る)
03 月 ・解決策を確定し、提案の骨子を作成する
*この間、「声を集める(提案内容に対する意見を募る)」ことも行う。
05 月 ・提案内容を確定し、市民フォーラムを準備する
07 月 ・市民フォーラムでお披露目する
09 月 ・候補者への提案作業を準備する

参考:障害×提案=住み良いつくば https://kx6vn.hp.peraichi.com/

■チェックイン(10:05-10:15)

・一人一言で「今日の期待」をリレーした。

■前回の成果をおさらいする(10:15-10:30)


・前回の成果をおさらいした。
前回は、4 グループ(各 4~5 名)に分かれ、メンバーを交代しながら、「私が(周囲の人 が)望む 2033 年像(理想の「つくば市での暮らし」)」を聴きあい、「〇〇が□□してい る」という形で記載されたカードをたくさん集めた。
成果物は、次頁の通り。

■「私たちの 2033 年像」実現に向けてのテーマを定める(10:30-11:45)


・「私たちの 2033 年像」実現に向けて、今後中心的に取り扱うテーマを定めた。 具体的には、カード群を 15 のカテゴリに分けた上で、5 グループ(各 4~5 名)に分かれ、 各グループが 3 つのカテゴリを担当して、メンバーを交代しながら、課題(〇〇を□□するに は?)を検討した。
・あわせて、「解決策の検討」の順番の参考とするため、1 人 2 票でシール投票を行った。 結果は、次頁の通り。

■次回の日程を決める(11:45-11:50)


・第 3 回(7 月)の日程と会場を、7 月 6 日(木)10:00~12:00、吾妻交流センターに決定した。 (追記:第 3 回は「交流」と「情報」に関する解決策の検討を行うこととした)

■チェックアウト(11:50-12:00)

・一人一言で「今日の感想」をリレーした。

(資料)「私たちの 2033 年像」と「2033 年像への課題」

■交流と情報  計 13 票

◇交流(1) (4 票)

私たちの 2033 年像:
・福祉会館がある×2
・すべての家から徒歩または自転車で行ける範囲に交流センターがある ・すべての交流センターがバリアフリーになっている

2033 年像への課題:
便利に行ける範囲に、集える場・相談の場(バリアフリーの交流センターや福祉会館)がある状態とするには?
オンラインで福祉相談ができるようにするには?

◇交流(2) (5 票)

私たちの 2033 年像:
・団地にいろいろな障害の人が一緒に住んでいる ・インクルーシブ公園で多様な子どもたちが一緒に遊んでいる

2033 年像への課題:
・多様なバックグラウンドのある人が安心してつながれる場所・仕組み(ベンチなど)をつくるには?

◇情報 (4 票)

私たちの 2033 年像:
・公共施設、公共交通機関で、アナウンス+文字(電光掲示板など)による案内がある
・タブレットによって、言いたいことを手話や文字に変換できるようになっている
・市役所や市民活動センターに、誰でも使える点字プリンターがある
・希望すれば、いつでも
・どこでも手話通訳者にアクセスできる
・言葉のバリアフリー(やさしい日本語による説明など)が進んでいる
・市の案内がテキスト化されている
・ICT サポーターが増えている

2033 年像への課題:
・その人にあった(その人が必要な)情報を確実に手にすることができるようにするには?

■移動とトイレ  計 11 票

◇移動(1) (3 票)


私たちの 2033 年像:
・すべての人が安全に歩道を利用できるよう整備されている(広い、段差や穴がない、点字ブロックがある)×3
・交差点の歩道と車道の段差がなくなっている(熊谷 UD ブロックが導入されている)
・すべての大通りに音声信号が設置されている
・すべての道に街路灯がある
・学生が多く住む地域に街路灯が多く設置され、安全が確保されている
・公園やペデストリアンデッキに、きれいなベンチがたくさん設置されている

2033 年像への課題:
・すべての人が安全かつ快適に(休める場所も含め)歩道・車道を利用できるよう整備するには?

◇移動(2) (2 票)


私たちの 2033 年像:
・バリアフリー化された公共交通機関が利用できる
・駅員の補助がなくても、いつでも、どの車両でも乗ることができるようになっている
・すべてのバス停が車いすで乗降しやすい形状
・広さになっている ・すべての人が自由にどこでも行ける公共交通機関(つく福タク)がある
・マイナカードが障害者手帳を兼ね、カードをかざすだけで割引運賃が適用されるようになっている

2033 年像への課題:
・すべての人が平等に公共交通機関を利用できるようにするには?
・障害があっても移動が自由に、スムーズにできるようにするには?

◇移動(3) (0 票)

私たちの 2033 年像:
・身障者用駐車場が、数・広さともに充実し、いつでも停められるようになっている×2

2033 年像への課題:
障害に関係なく、そのとき必要な人が、いつでも駐車できるようにするには?

◇移動(4) (1 票)


私たちの 2033 年像:
・すべての飲食店・店舗に車いすで入ることができるようになっている×3
・美術館・博物館がバリアフリー化されている

2033 年像への課題:
すべての飲食店・店舗・美術館・博物館がバリアフリー化されている状態とするには? (検討のヒント:バリアフリー条例を制定する)

◇トイレ (5 票)


私たちの 2033 年像:
・トイレをもっと大事に考えるようになっている
・バリアフリートイレが(広さ・手すりの数・機能など)より使いやすくなっている
・ベビーカーが入れるくらいの、ちょっと広めのトイレが増えている
・公共施設のトイレや通路が十分に広くなっている
・公共施設のトイレがすべて個室(ジェンダーフリー)になっている
・すべてのバリアフリートイレや男性用トイレにサニタリーボックスが設置されている
・多目的トイレの表示が分かりやすいものになっている
・ユニバーサルシート付トイレが増えている(各施設・各階に 1 つ)

2033 年像への課題:
・(公共施設は当然として)すべての飲食店・コンビニ等のトイレが、障害者を含め多様な人が使うことが 前提となっているには?
(検討のヒント:設計時に当事者の声を聴く)

■住居と健康  計 8 票

◇住居 (4 票)


私たちの 2033 年像:
・バリアフリー住宅が選び放題になっている
・すべてのアパートにバリアフリーの部屋が 1 つ以上ある
・障害のある人専用の物件を扱う不動産屋がある
・障害者も入居しやすい賃貸物件が増えている
・新築時に補助金が出ることで、バリアフリー住宅が増えている
・住居改修時の補助金の「1 人 1 回」という制限がなくなっている
・聴覚障害者のグループホーム(施設)がある

2033 年像への課題:
・障害のある人が住む場所に困らない環境を整えるには?
(検討のヒント:バリアフリー条例を制定する)

◇健康 (4 票)


私たちの 2033 年像:
・誰でも市の健康診断を受けられるようになっている
・車いす体重計が市役所や交流センターに設置されている

2033 年像への課題:
・どんな人でも気軽に健康診断が受けられるようにするには?
・様々な障害にあわせた健康診断を受けられる医療機関が分かるようになるには?

■理解と参加  計 5 票

◇理解 (3 票)


私たちの 2033 年像:
・障害理解が進んでいる
・心のバリアフリーを促進するようなイベントが開催されている
・手助けの声のかけ方を学べるイベントが開催されている
・すべての小・中・高校で、障害福祉教育が継続的に行われている
・障害理解教室の講師に謝礼が支払われている

2033 年像への課題:
・有償の障害平等研修が事業所や学校、地域で開催されるようにするには?

◇参加 (2 票)


私たちの 2033 年像:
・市のすべての協議会に障害者が参加している
・「障害市民会議」が開催されている
・イベントの参加申込時に、合理的配慮の要否が必ず問われるようになっている

2033 年像への課題:
・すべての会議やイベントに障害者も参加することが前提となっているには?

■学校  計4票


私たちの 2033 年像:
・どんな障害のある子も、自分が望む学校に普通に通えるようになっている×4
・すべての学校にエレベーターがある
・すべての学校に多目的トイレがある

2033 年像への課題:
・すべての学校がハード面・ソフト面ともにバリアフリー化されるには? 障害があってもなくても自由にいられる居場所をつくるには?