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乳腺の良性腫瘍を摘出した話 その2

<はじめに>
先日、乳腺の腫瘍を日帰り手術で摘出(摘出生検)しました。病理検査の結果は良性で、一連の検査は終了となりました(経過観察は継続)。その備忘録です。日帰り手術の備忘録くせにだらだら長い超大作です。

【針生検】

で、4月1日。「どう?変わりなーい?」とふわっと聞いてくる先生に、「何かできてます!触れます!」と猛アピール。触診→先生によるエコーの後、針生検をすることになりました。

針生検は、チャッカマンみたいな器具で組織を切り取るコア針生検というやつ。麻酔をして、バチン!という音とともに3回刺されました。後で調べると、痛かったとか音が怖かったとかいう感想をよく見かけたけど、私は痛くも怖くもなく。麻酔の注射のほうがよっぽど痛い。っていうか、その後の看護師による止血のための圧迫のほうが痛かった。めっちゃギューギュー押しよんねん……(泣)

針生検の結果は10日後ということでしたが、仕事の都合もあって4月12日の夕方に来院予約。カルテをチラッと見たら、「右乳がんの疑い」と記載があって、さすがに気持ちが落ちました。でもま、よく考えたら、これまでの細胞診も全部乳がんの疑いがあったからやってきたわけで、たまたま今回はカルテを見てしまったから記載に気づいただけで、これまでのにもそう書いてあったのでしょう。

とはいえ、しこりは日に日に大きくなってる感じがするし、1日から12日までの針生検の結果待ちの期間が一番キツかったです。

結果を待つ間、最初は「いろいろ検索したってどうせ不安になるだけやから、一切やめとこ」と思っていました。最初は。最初の一瞬は。でも、毎日PCに向かって仕事をしてて、移動中にも休憩中にもスマホがあって、という状況で検索しないなんて無理。絶対無理。なので、180度方向転換して、とにかくヒマさえあれば検索しまくって徹底的に調べ倒すことにしました。

10年ほど前、実母が乳がんに罹ったとき、治療については調べ倒したので、サブタイプのこととか、それぞれのタイプのその後の治療方針とかはだいたい理解していたのだけど、乳がんと判明する前の検査についてはあまりよく知らなかったので(母は結構すぐ悪性と判明した)、なかなか勉強になりました。

結局ね、病院のHPとかだと、検査についても治療についても書いてある内容は同じ。情報なんていくらでも出てくると思ってたけど、検索もやり尽くすと終わりがくるのね。あと、飽きる。個人のブログとかも見たけど、詳しい検査をして悪性判明→治療中が多くて、詳しい検査をしてそこで終了というのはあまり見かけませんでした。それでも何とか見つけられたのが3人くらい。ってことは、針生検までいったらだいたい悪性なんか?と思ったけど、実際は検査結果待ちでどんなにドキドキしても、良性とわかったらホッとして忘れてしまって、わざわざ記録を残しとこうなんて思わへんねんな。喉元過ぎれば……ってやつか。ま、わからんでもない。

そういえば、乳腺、腫瘍で検索すると、犬の情報もよく出てきました。犬とは知らずに読み進めて、最後のほうで「体重が14kgから11kgに……」みたいなことになって、「あ、犬ね」と気づいたり。ま、犬も家族やから「わんちゃん良性だといいね」と願いながらそっと画面を閉じていました。

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