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後悔

12月になり少しずつ何かがおかしくなっていったのだと思う。まだこの時の私はそこまで考えてなく楽観的だった。母は普段より不安になる事が増えたが記憶に関してはそこまで心配する程ではないと思っていたからだ。しかし母は自分の事をわかっていたのだろう「私は認知症だと思うから病院の予約をして」とある日ポツリと言った。近所の親しくしていた方が2年前に亡くなったり、老人ホームに行ったりで友達もいなくなり話す相手がいなくなった寂しさが少しづつ母の心を蝕んでいったようだ。私は飲食店で働いていて12月は繁忙期でもありなかなか休みが取れない状態だったがなんとなく気掛かりで取り敢えずかかりつけ医に相談することにした。この時無理やりにでも専門病院を予約していれば今思うと後悔してます。次回はアルツハイマーと診断される前後のお話になります

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