悲しみ -詩-
あなたと山登りに行ったとき、岩に足をぶつけた私は少し大袈裟に痛そうにした
そしたらあなたはすぐにザックから救急セットを取り出して湿布を差し出した
私はあなたの手当てを拒んだ
そんな顔をしないで
だって膝にある古傷をあなたに見られたくなかった
帰り道足が限界で膝ががくがく震えてた
そしたらコンクリートの上ですてんと転んだ
あなたは気づかずに前をずんずんと歩いてた
後ろから大丈夫かって声をかけられたとき私とても悲しかったのよ
だってあなたに1番に駆け寄ってもらいたかった
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