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子どもが学校で困りを抱えた際、保護者は〇〇のような伝え方を知っておくといい

こんにちは。
子育て相談が好きなひろっしーです。

今日は、「子どもが学校で困りを抱えた際、保護者は〇〇のような伝え方を知っておくといい」、というテーマで書かせてもらいます。昨日のnoteの続きで、環境調整スキルの具体的な進め方、メソッド編です。

発達障害を持つお子さんを子育てしてるママさんパパさんに読んでもらって、学校の先生方と上手に付き合うスキルとして使ってもらえたら嬉しいです。

学校の先生が置かれてる状況は?


では、さっそく
そもそも伝える相手がどんな職業でどんな状況か簡単に振り返ります。
学校の先生、それはおそろしく多忙で様々なタスクに追われ、対人関係のプレッシャーに囲まれ続けてる職業です。子どもの教育だけでなく、行事の準備や雑多な事務作業、クレーム対応などの業務を抱え、月の残業時間は平均で96時間を超え、1日の休憩時間15分未満の先生が全体の半分を超えるとのことです。加えて、教師間でも同僚や管理職との対人トラブルを抱え、支え合うこともままならず、孤立してバーンアウトしてしまう先生も多くいます。

そんな多忙で大変な先生に、我が子の手助けをどう求めたらいいか?

ポイントは、”行動ベースで明確に伝える”こと

端的に言えば、「出来事→保護者の考え→してほしいこと」の順番で4W1H(いつどこでだれが何をどうしたか)を使って行動で伝える、といいです。

例えば、小学校1年生のA君は忘れ物が多くて、いつも筆箱や給食袋、宿題などを家に持ち帰り忘れてしまっていたとします。その場合、
出来事:ウチのAはほぼ毎日忘れ物をしている。
保護者の考え:以前チェック表を付けさせたことで忘れ物を減らすことができた。
してほしいこと:ランドセルの内側にチェック表を張っておくので、帰りの会にてチェック表を見て忘れ物がないか確認するよう声を掛けてほしい。
といった感じになります。

もし、してほしいことが具体的に浮かばない場合は、
出来事:うちのAはほぼ毎日忘れ物をしている。
保護者の考え:宿題を提出できないこともあって、親として心配している。
してほしいこと:忘れ物を防ぐ方法について次回の面談で相談したい。
といった感じでもいいと思います。

この時ポイントは、”行動ベースで明確に伝える”ということで、「気に掛けてもらってもいいですか?」等の曖昧な表現にしてはいけません。曖昧な表現は、先生と保護者双方にとって、認識の相違を生んで対立のきっかけになるんですね。
(例.先生視点「ただでさえ子どもたち全員に目を掛けなきゃいけないのに、A君だけ特別にさらに手を掛けろってこと?」/保護者視点「気に掛けてって頼んだのに、何もしてくれない」など)

手前味噌ですが、
ウチの長女が年長さんに進級した時、幼稚園でトイレに行けず粗相して帰ることが2日続いたことがありました。その時、妻と相談して担任の保育士に連絡帳で「昨日一昨日とズボンを濡らして帰宅しました。娘に尋ねたところ年長クラスのトイレが怖いとのことです。忙しいところ申し訳ないけれど、1回だけトイレに付き添って頂き、ウチの子のトイレでの様子を確認して頂けないでしょうか?」と頼みました。
(毎回ではなく1回と限定したところが工夫ポイントです!!)
そうしたところ、トイレにある一部のシミを怖がっていたことが分かり、確か、保育士の先生がシミ自体を何かで隠してくれたか、「◯◯にも見えるね。大丈夫。怖くないよ。」と娘に声を掛けてくれたかして、無事にトイレに行けるようになったという出来事がありました。

ちょっとした伝え方の工夫で、学校の先生は一緒に子どもを育むパートナーになってくれます。今日のnoteが大切なお子さんを一緒に育むパートナー作りのきっかけにしてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。

最後に、学校の先生はなかなか褒めてもらえない職業と聞いたことがあります。なので、日頃子どもを見てくれてることのお礼や感謝の気持ちを積極的に言葉にされると、とても喜ばれると思います。

「日頃のお礼→出来事→保護者の考え→してほしいこと→対応してくれたことへの感謝」この順番で伝えることが一番よさそうですね。

今日も読んで頂き、ありがとうございました!!
楽しい子育てを〜🎵















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