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指尖部保護Splint


概要

今回、このsplintを作る上で重要だったのはクライアントからの依頼でした。
クライアントは母指指尖部切断、末梢神経障害を患っていました。

クライアント
「親指の尖端部分が家事をするにしても何をするにしても痛かったり、痺れたりするからどうにかしてもらえる?」

あひるOT
「んー。次のリハビリの際に渡せるように検討してみます。」

その際に考えついたsplintが今回紹介させて頂くものになります。
また、家事をするため通気性がよく・水に濡れても乾きやすく・指尖部に圧刺激が入力されにくく・ベルクロなどの固定具を使用しない物が検討されました。
実際の所、神経自体は回復段階ではあったため刺激入力をするためにできる限りはこういう物は装着したくはなかったのですが、手指を使用できないことでQOL自体が下がっていては意味がないと思いました。そのため、自主訓練時に感覚入力訓練を施行してもらい、家事などの母指指尖部への負荷が掛かる場合のみsplint装着をしてもらう形で作成を施行しました。
実際に作成し、クライアントに自宅で使用してもらった際には、

クライアント
「これ、物凄くよかったです!!こういうのは何処にも売ってないから、無くすといけないからもう一つ作って!!!大事にするね。ありがとう。」

あひるOT
「はいっ!分かりました。喜んで頂けて作った甲斐がありました!」


作成

実際の作成方法についてはいつもと同様にYouTubeに動画を投稿しています。
困っているクライアントの為に作成してみて頂けると幸いです。


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