インテリアスタイリストの災難
ものともに。
世紀の変わり目とともに「もの捨て」の風潮が押し寄せた。日本版パラダイムシフトっていうのかしら?人というのは探究心あってこそ生きがいを感じる。あるべきものがそばにない時点で断絶、いざというとき一服の慶だったものを捨てる。そういったよすがをすべて離す人には、相当の悟りや行が必要だろうと思う。でもそうしなければ立ち行かないのなら否定しない。実際、東京の廃棄物はどのくらい増えたのだろう。世の常で、捨てる人がいれば拾う人もいる。いったい全体どこへ流れて行ってしまったのだ