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李晏
2024年4月30日 08:40
わたしの蒼ノ電燈は、未だ濃い闇の中でつなぐ場所を探るように明滅しているわけですが、なかなかどうして雨粒が、地に触れる音たちと、翼を持つ鳥が囀る音たちが密かにつながり合い続けて一つの雪原を創り出すわけでありまして。夢と現を行き来しますが、それは記憶でもありまして、過去と今とを行ったり来たりと旅をしますが、憎しみの中に微かに残った優しげな感情を、わたしは未だ宝箱に入れようと四苦八苦しているわけでし