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【食農マーケティング】食の商談会におけるバイヤー接点の作り方

こんばんは。大平恭子です。
Facebookページのヘッダーも気分転換で変えたので、こちらでも使ってみました。Canvaは使い勝手がいいですよね。

きょうは食農マーケティングの領域でnote しようかと思います。
本日、岩手県主催の「食の大商談会2022」に出かけてきました。コロナ禍で我慢に我慢を重ねていた反動なのか、大盛況で出展者もバイヤーもモリモリ大盛り上がりでした。
私の方もお久しぶりの事業者さんに挨拶をし、こちらの事業テーマに合う「健幸食材」を持つ事業者さん生産者さんと闊達なお話ができて、とても良い時間でした。これからのレッスンやB to Bコーディネートでご紹介したり頒布していきたいと考えています。

岩手だから(地方だから)、東京ビックサイトだから、といったことではなく、商談の時になかなか接点が作れなかったり、自分の前を通り過ぎていくのを見ているだけ、あるいは名刺交換や商談シートまでいかないといった「残念な出展者」がいらっしゃるのに気付くときがあります。これって、ブースやディスプレイにお金をかけて見栄え良くしても起こりうる事なんですよね。何が原因だと思いますか?

ちょっと残念な商談場面あるあるパターン

1,自分から相手に近寄っていかない。
 そりゃ、目の前を通り過ぎるだろ!というつっこみは無しですよ(笑)。  案外多いですよ、こういうの。前と違って試食提供がしづらいので、声をかけづらいのは承知ですが、接点をつくる確率を上げることを「小さな目標」とすると、「声かけづらい」とか「苦手」とか言ってられないですよね。
 街頭のティッシュ配りの要領でもいいのですが、販促ツールに予算がかけられないのであれば、「キャッチフレーズや掛け声」の言葉を用意して、とにかく声を出すのはいかがでしょうか?
 「こんにちは、○○の○○です!」。目線を合わせて笑顔が鉄則です。

2、自分のことをしゃべりすぎる。
 ひとたびきっかけをつかんだバイヤーさんですから、いろいろPRポイントを並べて「伝えたい」という気持ちは分かります。でも、それって、相手の心に届いていますか?相手が「どんな理由」で自分のブースで足を止めたのか、その理由や何に興味があるのかのニーズについて、耳を傾けたことはありますか?

商談会はバイヤーニーズや消費者動向の情報収集の場、そして関係づくりの場


 どうしても商品が目の前にあると商品中心の話になりがちですが、今時商品だけでは差別化がしづらい中、まず自分の会社や自分自身を「知ってもらう」ことと、バイヤーの先にいる顧客(お客様)の嗜好性や動向の情報収集は、商品開発のPDCAサイクルの改善や新たな商品企画の着想に役立ちます。

 バイヤーさんは取引先でもありますが、自身のビジネスの理念を共有するパートナーでもあります。自分の会社、自分の商品、そして自分自身を知ってもらって、いいと思っていただけなければ、商談にも進みません。
 そのマインドづくりやコミュニケーション・プロセスもまた、接点活動では大事なポイントです。

 きょうは商談会に行ってきたので、そこで気づいたことや普段セミナーで話していることをトピックに、ざっくり簡単に書いてみました。自分の記録でもありますが、必要な人に届いたら嬉しいです。




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