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【5人家族都心築52年マンションリノベ記】A社にお願いしたよかったこと 2/4:"お任せ"が間違いなかったこと

こんにちは、mizutamaと申します。

2024年1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事をしました。おかげさまで4月下旬に引き渡しが無事完了し、5月1日にすっかり生まれ変わった自宅へと戻ることができました。

夫、私、高校生、中学生、小学生それぞれ1人ずつ、合計5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。
詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。

前回の記事から、「リノベをA社にお願いしてよかった4つのこと」を紹介しています。

リノベをA社にお願いしてよかった4つのこと
1/4 "傾聴"を大切にしてくれたこと
2/4 "お任せ"が間違いなかったこと
3/4 ●●●の存在
4/4 ●●が明瞭だったこと、お得に感じられたこと

今日の記事ではA社にお願いしてよかったこと4つのうち2点目、「"お任せ"が間違いなかったこと」について記事にします。


はじめに:前提として

最初にお伝えしたいこと、それは「お任せ」というのはリスキーであるということ。好き嫌いがはっきりしている私にとって、「お任せ」ができる店は基本的にあまりない。
たとえば最たる例がお花屋さん。お花屋さんは本当に信頼できる方にしか、「お任せ」というのはできない。なので、オーダーをお願いする時には、外して欲しい花の種類、ブーケのまとめ方(長さ、葉物の添え方など)などを、具体的にわかりやすく伝えるようにしているのだ。完成した姿を見てがっかりしないために。。。

A社のNさんとも話していたが、

「「全部お任せでいいです」といってくださるお客様が、こちらが選んだものを見て「やっぱり違う」など言われる場合もありまして」と。

そう、本当に"お任せ"は難しい。
なので、最初にこちらの思い(好きな色、素材、テイスト、一番わかりやすいのが施工例)をできるだけ全て伝え切る。その上でデザイナーさんが見繕ってくださるものに、センスが問われるのかもしれない。

よかったお任せ1:床材に選んでくれたオーク(節あり)

実は私は床材を選んでいない(笑)。
振り返ると自分でも信じられないし、これを言うと家づくりを経験しているorこれから検討している方には驚かれるに違いない。

というのも、デザイナーのNさんに、当初からこう伝えていた。

「床は無垢床であれば何も拘りません。無垢材でうちの家具と調和して、かつできるだけ安く手に入るものでお願いします」

その結果、Nさんが選んでくれたのが、A社の自社製品の節ありオーク。

「節を嫌がって避ける方もいらっしゃいますがアリで大丈夫ですか?
オークは飽きないしどんなインテリアとも調和しやすいです。」

とだけ伝えられていたうっすらとした記憶はあるものの、その他は選びもしなかった。強いて言うなら、減額するため当初は子ども室のみ突き板と値段が変わらないと言うメイプルを検討していた。ところが、最終打ち合わせに近い段階で、昨今メイプルの材質が安定しない、との話をもらった。結果、水回り以外の床材は全てオークで統一することになったのだ。

「無垢床に拘って住み始めた友達がいるんだけど、子どもに汚されたくないとか傷つけられたくないと、神経質になって靴下履かせてたよ」

なんていう話も聞いていた。
無垢床での生活は、どれだけ神経質に過ごさなければならないのかな、と想像もつかなかった。







これまでニセモノの合板フローリングやクッションフロアにしか住んだことのなかった私。
今までの生活を振り返って、自分史上もっとも大らかに、快適に過ごせているという事実があるのだ。
住んで1ヶ月で早速傷がついている箇所もあるし、水がこぼれたらそのままにせず(当たり前だけど)サッと拭くようにはしている。
が、一番よかったのは、オークの色味が、埃や髪の毛など日常生活でどうしても発生せざるを得ない生活空間のゴミや塵が目立ちにくいと言うことのような気がしている。
はたまた、漆喰や無垢など天然の素材に囲まれているが故の見えない癒し効果なのかもしれない。

使ってきたヴィンテージ家具や漆喰壁ともとても調和するオークの床

よかったお任せ2:引き算ポイントで考えていた開き戸

これは以前ショールームを訪問した時の記事でも書いた話だが、そもそも扉に関しては、1枚の主役ドア以外は減額ポイントとして捉えていた。
白ければよくて、余計な木目とかは付けないで欲しいです」と。
その旨伝えたところA社がチョイスしてくれたのはPanasonic製品。その色味も「しっくいホワイト」というだけあり、希望していた漆喰壁の色味とも相性がいい。

本当は、ドアも取っ手など拘ろうと思えばいくらでも拘れると言うことはわかっていた。が、今回のリノベでは扉の機能さえ成してくれれば必要要件は十分満たしていると考えたのだ。住み始めてみて、全く過不足なく満足していると言うのが本音。

よかったお任せ3:sanwa companyの洗面台

当初は「割れなければいいです」と言い切っていた洗面台。

ところがsanwa companyのショールームへ行ったところ、想像もしていなかったホテルライクな洗面台など、その沼っぷりにハマりかけた私。
たられば論を持ち出したらキリがないのが家づくり。だが、洗面台に関しては最後の最後まで、「やっぱりこうすればよかったかなぁ・・・」など、らしくなく後悔が過ぎる時もあった。

いざ新生活を迎え、実際手持ちの洗面用品を入れて、使いはじめてみること1ヶ月間。
結論で言うと選んだコロンデコ、めちゃくちゃいいです。

理由としては以下の通り

1.豊富な収納力
2.鏡の裏に施工したタイルが生きるマットな白
3.洗面台下の足のおかげで洗面下スペースに収納が可能
(体重計、掃除道具など)
4.割れる心配がない(JK1が結構色々と落としているのを見かけるので)

この形状を嫌う人もいるという。個人的にはこの足のおかげで琺瑯の桶、
体重計、細かな掃除道具など収納できて好都合。

更に言うと、sanwaの洗面台は鏡や蛇口など、数あるラインナップの中から自分で好きなものをチョイスして組み合わせられるのがいい。(鏡もサイズ小さめの一面鏡にしたが、過不足なく収納できている。その上せっかくの美しいタイルが映えると結果いいことばかり)

白を基調としているからこそ映えるタイルの陶器

よかったお任せ4:キッチンのゴミ箱スペース

続いて最後の4点目、キッチンのゴミ箱スペース。
これはそれぞれのキッチンメーカーや、その商品によって設置できる場合と、できない場合とある(オーダーキッチンは如何様にも作成可能かと思うので問題ないかと思うが)。

実は、当初は「ゴミ箱スペースっていらないんじゃない?」という考えだった私。

というのが24時間原則いつでも、マンション共用ゴミ置き場へのゴミ出しができる我が家。家にゴミを溜めることが嫌で、少し出ればその都度捨てると言う習慣があり、ゴミ箱にゴミをしまう習慣がなかったのだ。

今回採用したキッチンでも、ゴミ箱スペースをつくることもできたし、逆にそのスペースをキャビネット(収納)にしてしまうこともできた。
イマイチその必要性を理解できないでいたので、デザイナーのNさんに相談した。

:「ゴミ箱スペースって必要ですかね?全部引き出しにするのとどっちがいいと思います?」
Nさん:「確かに●●邸にはゴミ箱がなかったですよね。。。
ただ、ゴミじゃなくても、何をおいても構わないのがあのスペース。実は結構使える存在なんです」

そのアドバイスを信じて設置したゴミ箱スペース。
これがもう、大正解だったのだ。

自宅に戻る前に、スペックギリギリの大きさでゴミ箱を買うと言うことも検討し、広く調べて比較検討した。結果、奥行きが少しあまる寸法で、蓋もついていない、袋を引っ掛けるだけのラフなゴミ箱をチョイス。
これまたこのチョイスも大成功。

蓋がついていないから掃除やメンテも楽。
余った奥行きにはキャビネットに入りきらない大きい水筒や自家製酒などをおいている。

暮らしというのは常に変化し続けるもの。
その変化し続けるものを受け止める存在が、この固まりきらない余白、この場合で言えばゴミ置き場スペースなのかもしれないな、と思うのだった。

まとめ:Nさんはとても信頼できる家づくりのパートナーでした

お任せしたこと、相談して返ってきた答え。
そのどれもが、1ヶ月として生活してきて今もなお、とても「よかったなぁ」と思えるもの。

一生でもっとも高い買い物になるかもしれない家づくり。
その家づくりにおいて、心置きなく「お任せ」できる信頼できるパートナーに恵まれたことは、私にとってとても幸運なことだったと思う。

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