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伝わる想い 恋をするように仕事をする 桂由美さんのウェディングドレス

私はジュエリーとブライダル業界にいたので
今までクリスマスは演出する側でした

業界を離れてからクリスマスの楽しみは
各ジュエリーブランドのディスプレイ

長く愛されているブランドアイコンジュエリーを、毎年どのようなテーマで演出するのか

それを見るのが楽しみだったのです


ですが、今年は私を創る原点となったもの
『ブライダル』を観にいってまいりました

今年は原点を思い出す機会が何度もあり、
ブライダルが礎だったと気づかされた一年だったからです


神戸ファッション美術館
特別展 祝祭の景色~世界の結婚式~
1/29(日)まで開催

ファッションをテーマにした美術館でのインド・マハラジャ、インドネシアなどの婚礼衣装と、世界を代表するファッションデザイナーのドレス展示です


入り口からここに何分でもいられるな、と著名デザイナーのウェディングドレスをみつめていました

やはりバックスタイルも醍醐味なので、ありとあらゆる角度から!

アニエスベーのウェディングドレスが好きなラインだな、とか
自分が着るとしたらどのデザインが良いかな?とか

こんなにワクワクする時間は久しぶりだな、
やはりブライダルの世界が好きなんだな、と
歩みを進めておりました

するとブワッと空気が変わる瞬間があったのです

1964年日本初のブライダル専門店をオープンした
ブライダルの第一人者である桂由美さんの展示です

展示されていたドレスの一着はこちら


桂由美さんをあらわすモチーフはバラ
ローズユミという品種もあります🌹

そのローズユミをイメージした
300枚の花びらが咲き誇るドレス

大きさも重なり方も一枚一枚違う
けれどどの一枚も本当に美しい


そしてこの写真でも手にしている
ローズのブーケに目を奪われました

中央に大輪のローズ一輪のまわりにある
クリスタル(?)で創られたローズ

それにとても目を惹かれたのです

10年ブライダルの世界に勤めて
様々なブーケをみてきたけれど

一輪!!

ブーケの概念が覆されました

そしていつまでも見ていられる美しさ


感動・・来て良かった!と思いながら
二着目のドレスを見た瞬間

何かこみ上げるものがありました!

それは同じ一輪のブーケを持った
ゴールド(金糸)のウェディングドレスと
ロングテールコートのペア展示


しばらく展示前から動けなかったのです

ブライダルの第一人者であり
ブライダルの伝道師と言われる桂由美さんの
ブライダルとドレスへの想いがただならないのだ!と感じました


そして見つめていると涙が出そうになったのです

それだけの想いが
このドレスに在るということ!

展示でここまで心動かされたのは初めてでした



私はブライダル勤務時代
ドレスショップへの営業もありました

当時プリンセスラインといわれる
お姫様のようなドレスが多かった中

インポートドレスをメインとしている企業さまに出逢い
他にはないシンプルなラインと
生地を活かしたデザインに魅了され
インポートドレスばかりに目がいっていたのです


けれど見ているだけで涙がこみあげてくるような
こんな想いのあるドレスに出逢ったことはなかった


桂由美さんの展示はこの二着でしたが
得るものが一番大きかったのです



桂由美さんがひろめてくださったからこそ
ブライダルという業界があって
私もそこに勤めることができた

『恋するように仕事をしなさい』

ブライダルにいた時の私は
まさにこの桂由美さんの言葉の如く
仕事をしていました


取扱いがドレスではなくジュエリーだったので
桂由美さんについて深く知る機会を持たないまま
業界を離れたのですが

本当の原点がここにありました

「これだ!」っていうものを見つけたら、その一筋の道を極めることです。
一生の仕事だと思って、情熱を持って取り組めれば、
結果として誰かのためになったり世の中に役立ったりして、
それが自分の喜びになります。
そのためなら少しくらい苦しいことやつらいことがあっても
乗り越えられるものです。
「これが自分の務めだから」とやりたくないことを無理にやるのでも、
会社の将来性やお給料を優先するのでもなく、
それをやることで自分が嬉しくてたまらなくなるような仕事をしてほしい。
つまり、「恋をするように仕事をしなさい」っていうことですね

woman-type記事より


ブライダルにいた時のように
自分が嬉しくてたまらなくなるような
『恋をするように仕事をしなさい』


そう言われたような展示でした


何か無意識のうちに
我慢したり無理していた部分もあったのだろう

そう!もっと楽しく仕事をしたかった

今知ることが意味があったのだ、と


原点を知るって
実は自分を解放するきっかけになるんですね


良い意味で力が抜けて
私が心地よい!と思える仕事をしていこう!と
『わたし』にも繋がれたと思います😊


新年を迎える前に
あなたの原点も一度思い出してみませんか?

来年の決意が
今考えているものとは
何か変わるかもしれません✨





桂由美さまと特別展を開催くださった
神戸ファッション美術館さまに感謝です




週一回更新のnote
年内最終投稿です

恋をするように投稿できたのは
noterさまのおかげです!

発信が楽しく感じられなかった時
いつもいいねやコメント下さったり
皆さまの記事を読むことで支えられ
書いてみよう!と発信が楽しくなっていきました

noteも私にとって『原点』になった一年でした

来年もnoterさまの繋がりを楽しみにしつつ♡


noterのみなさま
ありがとうございます!
良い年末年始をお迎えくださいませ🎍✨


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