わたしのWBC
WBCを毎日しっかり観ている。
大興奮で楽しんでいる。
超一流のすごい人達が集まってすごいことをやっているのだから、それはもうとんでもなくすごいことになっている。
おもしろいに決まっている。
私の父は少年野球に長年たずさわり、現在も現役の審判員および審判指導員までしているにも関わらず私は野球にさほど興味がなかった。
野球のルールや専門用語も分からない。
昨日も「ノーアウト」のことを「ゼロアウト」と言い父親を呆れさせた。
父に「ホームランて何点もらえるの?」と尋ねたときもとても面倒くさそうな顔をされてしまった。
父と母が「三者凡退」と盛り上がってるときには「…サンシャボンタイ…??」と、その単語の漢字が一文字も浮かばない私であったがさすがにもう空気を読んで静かにしていた。
そんな私が大急ぎで仕事を終え家に帰り、さっさと風呂を済ませて食事も済ませてWBCを待機している。
突然おとずれた私の中の野球ブーム。
絵に描いたようなにわかファンの爆誕だ。
以下しばらくは、にわかにしか語ることのできないトンチンカンな「野球の魅力」が続く。
点を取るまでに時間がかかるのが良い。
コツコツと積み重ねていってようやく点が入るところが良い。
ピッチャーが投げる一球には本当に魂がこめられているのが伝わる。
一球入魂…良い言葉だ。
ピッチャーの後ろをたくさんの仲間が守っている図式が単純にかっこいい。
ピッチャーを皆で支えている。
キャッチャーとピッチャーの関係も素敵だ。
キャッチャーは常に冷静に全体を見守っているのだろう。頼もしくかっこいい。
とにかく1人1人がお互いを信頼して励まし合って力を合わせているのが伝わってくる。
「皆が1つになっている感」が良い!!
もちろん野球の他にもチームワークが重要となるスポーツはたくさんあるだろう。
しかし特に野球にはそれが強く感じられる。
もっと早くから野球を観ていたら良かった。
皆が野球を観ているあいだ私は何をしていたのだろう。(きっとボンヤリ過ごしていた)
球場でタオルやボードを持って応援している人達が心から羨ましい。
もっと言うと野球をやってみたくなってきている。私も投げて打って走ってみたい。
(にわかはすぐコレだ。)
話は少し逸れるが、コンサートを観るために何度も足を運んでいる場所がWBCで盛り上がっている場所と同じ東京ドームであるということがイマイチぴんと来ない。不思議だ。
東京ドームのあの席もこの席も座ったことがあるのに、テレビで観ると全く違う景色に観える。当然だがコンサートと違って客席は明るいんだなあ。
人生で1回くらいは野球観戦をしてみたいと思うにわかであった。
ちなみにこのにわかは「WBC」が「ワールド・ベースボール・クラシック」の略称であることを今回はじめて知った。
勉強になった。
さあ今夜も楽しみだ。