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【日常】コロッケ屋で働いたはなし


4月から5月にかけて、家業であるコロッケ屋にて
アルバイトのようなものをさせてもらっていました

させてもらっていたというか家族サービスというか。

小さなコロッケ屋

されども、毎日色んなことは起こります。
変わったお客さま、隣との付き合い、時にはお金の学び場ともなり、

そんな話をすることができたらなと思います、。


コロッケ120円 ミンチカツ150円は安い?高い?

お店では、上記の値段設定で販売をしています。

さてみなさん、
これを高いと思うか、安いと思うか。
適正価格の判断は、日々の課題です。

食べ物の価値に見合った価格=適正価格ということですが、
価値だけではないような気がします。

販売価格=仕入れ原価+値入れ額
とよく言われますが、

これも 店側がどれくらい儲けたいかという売り手側の意思決定によって
決まるので、
はたして現在の価格が適正か どうか疑わしい。

家庭用小麦粉や玉ねぎも値上げの歯止めがきかない現実。

コロッケ屋 
地元のお客様の意見を大事にしているため
値上げの理由についても

原油高を背景にした物流費や燃料費の上昇、くわえて円安の影響

この言葉で片付けていいのか
裏付けがとれない現実もありわかりやすく
お客様に値上げの理由を説明をする必要があります。

なんといっても日本人、

お金のことに対しては若干のアレルギー反応を起こすのも事実です。

円高円安も何回説明を受けたことか。

答えがないのでまだまだ勉強が必要になります。



あるお客さまとのおはなし

決して、お客さまのことを責めているわけではないことご了承ください。

ある日、

コロッケ2つ と注文しているお客様(70代ぐらいのお婆さま)

はいーと、
コロッケ2つを袋に入れると、その後

いや私コロッケなんて頼んでいません。ミンチカツ2つって言いましたと。


え、

聞いてないですけど。

つまるところ、言った言ってない論争

客は、ミンチカツ2つ って言いましたの1点張り
わたしは、コロッケ2つって聞きましたの1点張り

証拠がないのでなんともすることができず
結果、お客様の意見に従い謝ったものの

他の店員さんや後ろに並んでいたお客様も
コロッケって聞きましたと、私の味方をしてくれました。

こう言った時どうしたらいいんでしょう、と疑問に。

言葉ではコロッケと言い
脳内ではミンチカツと思う

言葉と考えが合っていない人。

もやっとし、1日が終わった事 忘れもしません

そこで思ったこと、
お店側の出禁という制度、権利はどこまで影響力のあるものなのか。と。

今後の来店をお断りすることが、円滑な店舗運営や安心につながるものの
コロッケ屋のような暖簾をくぐる商売ではない
立ち寄ってすぐに購入可能な場合、
どのようにお客さまのご来店をお断りすれば
いいのでしょうか。 

こちらも疑問が残ります。


商店街内コミュニティの難しさ


このコロッケ屋、実は商店街内に出店しているお店なのですが、
お客様との問題だけでなく、商店街内でのコミュニティも問題や課題が山積みです。

たとえば

陳列について

「老舗の店ほど、平気な顔をして1mくらい道路にはみ出し、陳列台を置いて並べる」

のです。


道路交通法は,道路における危険防止と交通安全・円滑を図ることを目的としていますので(道路交通法1条),道路交通法にいう道路とは,これらを図る目的がある場所の全て,すなわち一般の交通の用に供する道・自動車専用道路のほか,私道等の不特定の人や車両が行き来する場所もこれに含まれることになります(道路交通法2条1項1号)。

そして,道路交通法上,道路には,物を「交通の妨害となるような方法」,かつ「みだりに置いてはならない」と規定されています(道路交通法76条3項)。

https://bengoshisyatyou.com/

すなわち、道路交通法違反に該当するのです。

ですが、商売をしてる方は犯罪だなんて思ってないのが実情。
商店街振興組合の方にお話を伺っても、

「商店の方に注意喚起を促しているものの、変わらない。
ただし、お客様への何かしらの被害が発生した際には、
店側の責任となる。 
陳列に関しては法律上の違反行為に該当するものの
ルールを定めることなく良識の範囲内で判断してください」


このような考え方です。

でたよ、良識ってなに 。

商店街の活気と安全この問題は、以前からもニュースなどで取り上げられ
話題となっておりますが、

注意を呼びかけるまでで、変化が起きていないことが実情です。


たった、10日間の実家生活、されども都会では学べなかった色んな気づきがありました。

本日もあたたかく気楽に。
ご理解いただけると嬉しいです。


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