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現代詩の入り口

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#石原吉郎

「現代詩の入り口」17 ― 詩を書くことの、喜びとさびしさに触れたかったら石原吉郎を読んでみよう

「現代詩の入り口」17 ― 詩を書くことの、喜びとさびしさに触れたかったら石原吉郎を読んでみよう

かつて、石原吉郎の詩を読んでは、その詩とともに一日を過ごしたことがあります。ここに載せるのはそれらの日々です。99篇あります。なぜここでやめたのかを、ぼくは思いだすことができません。

(1)

時間・2   石原吉郎

それでいい町なのだろう
それでいい人間なのだろう
男とはいわない
だが来たのに

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