夫のサトシくん〜家出編〜
サトシくんと
大喧嘩をして
家出をしました
娘が生まれてから3年ぶりの
一人で過ごす夜が
突然現実に落ちてきた
今まで
自分自身に
子どもを置いて出かけることを
許していなかったから
自由に一人で
遊びに出かける
サトシくんに
無性に腹が立っていた
というわけです
怒りに身を任せないと
飛び越えられない
一線もある、ということ
そう思うと
怒りの感情さえも
愛おしいです
でもサトシくんを
とってもとっても
傷つけてしまった
ごめんね
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去年、
サトシくんが3ヶ月
パン研修に行っている間
ワンオペを頑張った
ご褒美に
「1泊旅行」をする!
と決めていた
実家の母も協力すると
行ってくれて
楽しみにしていた
だけど
「お金がかかるし今は無理よ」
と、そう言われて
私はまた
分かってもらえない!と
塞ぎ込んでしまうところでした
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冷静になって
よく考えたら
私は旅行に行きたい
わけではなくて
〈やるべきことから解放された自由時間〉
が欲しかっただけだった
いつも
帰る時間を気にして
心からリラックスして
楽しめていないなぁと
気付いたのです
なのに
旅行に行けば
開放感を感じて
リラックスできる!って
思っているのは
ちょっと違うような気がして
普段から
どんな時も
今に集中して
焦らず
解放的な気持ちで
自由を感じる練習をしよう!と
思い立ったのです
不思議とそう決心すると
「焦り」に
支配されることはなくなり
「早く帰らなきゃ」という
気持ちもなくなっていった
ちょっと遅くなっても
「なんだ、大丈夫じゃん」
と想えるようになってきた矢先
その練習の賜物なのか(?)
「夫婦喧嘩の末の外泊」という形で
1泊(旅行ではないけど)
という夢が叶ったのです
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結果的に
おっぱいが張りすぎて
「乳腺炎」の文字がチラつき
夜中4時に自宅へ帰る、という
格好悪い結末になりましたが
サトシくんが
「また1泊実家に泊まってもいいよ」と
言ってくれて(渋々だけど)
びっくりしたのと、
喧嘩しながらも
「帰ってこんでいい」と
外泊を許してくれた
サトシくんの愛に
ありがとう、って気持ち。
そんな未来あると思ってなかった
一体どれだけ
自分自身に
制限をかけながら
生きているんだろう
怒りのエネルギーを借りて
今までだったら
絶対にできなかったことを
やってしまった先の
棚からぼたもち的な未来
潜在意識って
予想外の形で夢を叶えてくれる
ちゃんと喜んでおけば
また目的地に連れてってくれるはず
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