Nikoん

日本のロックバンド。主にレコーディングの事や、イベントの裏話を書くことにします。

Nikoん

日本のロックバンド。主にレコーディングの事や、イベントの裏話を書くことにします。

最近の記事

恋、come on。

恋、について思案する。 私は恋愛体質である。もう何となく歌詞やら日々の感じで悟られてしまうかと思うが、大抵の事は冷静に思考できる自分の脳味噌が何故かこと恋愛に於いてはもうマッキントッシュがオメガドライブぐらいの処理しか出来なくなる。 だが、大抵恋愛とはそう言った麻薬のような感じに近い筈だろう。 私は男性なので女性の事はよくわからないが、昔ある本で読んだ事がある知識で言うと「男性は男性に性的欲求を抱く事はないが、女性は女性に性的欲求を抱く」ようだ。何ともまぁ夢のある話であ

    • 燃滓

      生きている限り、ずっと、死ぬ事を考える。 八月の頭ぐらい、「public melodies」のリリースツアーやらが終わって脳味噌が沸騰するぐらい、何度か心臓ぶっ壊れて死ぬんじゃないかみたいなストレスに襲われたりした期間が終了して、一人家で音楽聞いたりしてた。レックからリリースツアーまで全部叩いてもらったドラムサポートのテツにも色々と渡せるものは渡して一旦アルバムのことを区切った、つもりになっていた。 その日は確か珍しく何も用事もない1日だったと思う。大概はスタジオやらバイ

      • 「public talking」 interview&Live Video

        8月4日、下北沢の地下室。 血の通ったインタビューを行った。 血液、骨髄、情熱、平静、作品への熱量、リスナーのみんなの熱量、これは8/4に開催されたその全記録である。 text & interview : 峯岸利恵 ──『public melodies』はどれくらいの制作期間を設けていたんですか?

        ¥1,000
        • やり続ける者。

          バンドを続ける、音楽を続ける、ことについて考える。 現状の我々の職業は世間一般的にいう「フリーター」であって「音楽家」や「個人事業主」でもない。俺達の作った音楽に纏わるモノはたった二人の人間の生活すらも賄う事も難しい。 ただ、ぶっちゃけ言うとあんまり興味がない。 バンドを続けている事が偉いとも思わないし、辞めてった奴にも辞めてった奴らなりの理由があるんだろう。 ただ俺は辞めるとかそう言う次元で音楽やってないし、それによって金が得られるか否かみたいな事は心底どうでもいい。

        恋、come on。

          フジロックに宛てて。

          フジロック2024、お疲れした。我々はルーキーアゴーゴーステージで二日目のトッパーでやりました。初めて行く夏フェス、色々と思うことがあってMCでも言おうとしたんだけどやっぱりうまくまとまらなかったのでここに書く事にする。 我々は1日目の22時あたりに苗場についた。元々二日目の昼間あたりから参加しようかなと思っていたのだが、ベースのペヤングが「ライブ前に自分らのステージでのライブ見ときたい」との事で1日目から参加。 着いた頃にはちょうどヘッドライナーが終わって、出演者受付の

          フジロックに宛てて。

          ガキの頃。

          子供の時は何かで1番になる事しか頭になかった。 と言うかそれだけが許されていた気が、した。 自分は何故だか随分と頭の足りない子供であったようで周りの友達などが持っているような価値観や感覚が乏しく、自分の親が厳しく"それ"以外を許さない親と知ったのも、かなり年齢を食ってからだった。 勉強も運動も、得意でも好意的でもなかった自分にその現実はあまりにも厳しく、高校を終えるぐらいまでの年齢でその環境に嫌気が差してしまうのは時間の問題だったように思う。 そんな特段趣味と呼べる事も

          ガキの頃。

          2024.07.14.am:4:41

          カリカリカリカリ、ずっとしたくないのにカリカリカリカリ。 ツアーファイナルが終わった。 というかやっとツアーが終わった。 ツアーのブッキングから行程組みやら何から何まで自分らでやって当たり前と言われればそれまでだが死ぬほど疲れた。誘ったバンドが決まるまでは胃を痛めたし、仮にそれが全て決まってもそこに果たして人が来るのかという不安もあり、最終的に全てがどうでも良くなったりした。 やっとこさブッキングも終わって後は演奏するだけ、となった時も基本的に難航するスタジオ練習とラ

          2024.07.14.am:4:41

          "public melodies"について。

          今現在、平野耕太原作の「HELLSING」OVAを観ながらこれを書いている。めっちゃ面白い。アーカード最高。 このデジタル利便性炸裂時代に非常にややこしい音楽の売り方とお知らせをしまくってしまい、聴いてくれる奴ら全員にメダパニ連発しまくっているバンド"Nikoん"のボーカルをやっているのが俺だ。 今回のような販売形態になったことに、SNSの限られた文面では理解が難しいかもしれないので、長くなるかもしれないが経緯も含めて説明したい。半分くらいは関係ない話なのでそんなに肩の力

          "public melodies"について。

          2024.03.09

          個人ブログみたいなのもあるのだけど、わざわざブラウザからログインしなきゃいけないのとパスワードとか全部忘れてしまったのでこっちに書こうと思う。別に何も思ったりしてないんだけど、日々の整理整頓として。睡眠不足で思ったものを描きまくってるだけだから文節とかは気にしないで欲しい。 明日はキネマ倶楽部でライブ。Khakiとヘルシンキのツーマンの前座。カッコイイバンドをタダで見れて演奏もできちゃうのー、と言う感じだけでそれ以上の感情がない。大きいところでライブ自体そんなにしたことがな

          We're With You

          僕達は旅をしている。 何もない荒野に1人立ち尽くしながら、時々によって目的地を変え旅をしている。 たまにその誰もいない荒野に同じような人達が現れる。彼等の身なりはそれぞれで裕福な人間もいれば、随分と貧相な身なりの人もいる。ふと自分の身なりをその時見てみると随分と貧相だったりする。 大抵の場合、その様々な人達とは関わらない。その人達にもそれぞれの旅路があり、目的があって、偶然同じ街が目的地だったりすると話しかけたりして仲良くなったりしたりするが、そんな事も滅多にはない。そ

          We're With You

          これからのNikoん。

          寒い。すっかり冬でどうも元気が出ない。 三ヶ月連続でMV出したりレコ発企画も三ヶ月連続でやったり何度目かの初めてのCD作ったり、と怒涛の三ヶ月間が終わった。 MVはこちら。 ↓早くて明るい曲。売れそう。 ↓遅くて暗い曲。売れなさそう。 ↓遅くてなんとも言えない曲。なんとも言えない。最近出した。 次は何しようかな、と思ったり考えている間の一週間そこいらで脳がバグるぐらいやりたい事が出てきてしまって、こう言う場合だいたい考えすぎてどれから手をつけて良いかわからず、結局

          これからのNikoん。

          「step by step」録音記録 1日目

          セルフライナーノーツ、みたいなものを描くのが得意じゃない。 なので単純にレコーディングの時の日記を書くことにする。 先日、私くんがやってるNikoんというバンドの「step by step」という曲がリリースされた。 まだ聞いてないやつはここから聞けるから聞け。 そのレコーディングの日記だ。 この曲を録ったのは5月のど頭だった。ゴールデンウィーク真っ最中の只中、西調布のreimeiというスタジオにレコーディング機材やらを持ち込んでの録音。世間はディズニーやら歓楽街に

          「step by step」録音記録 1日目