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やり続ける者。

バンドを続ける、音楽を続ける、ことについて考える。

現状の我々の職業は世間一般的にいう「フリーター」であって「音楽家」や「個人事業主」でもない。俺達の作った音楽に纏わるモノはたった二人の人間の生活すらも賄う事も難しい。

ただ、ぶっちゃけ言うとあんまり興味がない。

バンドを続けている事が偉いとも思わないし、辞めてった奴にも辞めてった奴らなりの理由があるんだろう。
ただ俺は辞めるとかそう言う次元で音楽やってないし、それによって金が得られるか否かみたいな事は心底どうでもいい。音楽を作る、しかも出来るだけ素直な状況で、という一点のために金というものがあるとよりやりやすいというだけで、それ以上の価値などは俺にとっては存在してない。元々家が貧乏なのもあるので、電気が平気で止まってるとか、そういう生活には慣れてしまっている。呆れるほど。
多分、音楽やら何か他の事で多額のお金を得たとしても俺は家賃4.5万円のこの狭いワンルームのアパートに住み続ける事だろう。貧乏性というものはもはや病気である。

ただそういうのを抜いた時、なぜ自分が音楽を辞めず、逆に、なぜ音楽を辞めた人間がいるのか、と考えてる。

音楽を辞めるやつ。わざわざそれを宣言する奴。構って欲しいからなのか、一つの区切りとしての宣言なのか、逆に新しい何かを始めるための準備としてなのか、その事を考えている。

俺も音楽を辞めようと、ちゃんとそれを宣言しようと思った事があった。ただそれは今のバンドを組んでしまった事で未遂に終わった。

何故こんなことを考えているのか、自分でもよくわからないし、多分結論は出ないんじゃないか、と思う。ただ別にそれでも良い。結論のある事が美しいとは限らないのだし。

俺は一体いつまでこんな妄言を、妄想を吐き散らかして生きていくのだろうか。昼間なのに少し酔ってる。映画でも見て寝ようと思う。

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