映画

久しぶりに映画館に足を運んだ。なんと今年に入ってからは初。映画欲がずっと低迷していたのに。日本アカデミー賞を見たせいかしら。
なのでやっぱり邦画で選んだ。
3作品くらいで迷い、早い時間から見られるという決め手で「夜明けのすべて」をえらんだ。
いつもよく行く映画館は会員だから安かったが、今は大人1人2000円なんだ!と、ちょっとした驚き。(いつの間に?笑)

作品を見て感じたのは、人は皆良い部分はもちろん尊重して認め合っていけるけれども、弱い部分をどれだけ受け入れられるかで関係性が出来ていくんだろうな、と思った。
その人自身が抱えているものの重荷?みたいなものを、ほんの少しでも一緒に持ってみる。
してやった感を出すわけでもなく、ただそばに居て必要な時はそっと手を差し伸べる。
それはちゃんと相手を見ていなければ出来ないし、ちから加減だって相手を見てその都度調整していかなければならない。
でもそんな他人の存在って、無自覚でもきっととても大きな安心感だろう。
誰かを失った悲しみはきっと無くならない。悲しみを忘れられない人が沢山出てきた。みんな一生懸命生きている。悲しみや辛さを知っている人は、本当の意味で強いし優しいと思った。

最後のプラネタリウムの解説の場面とても心地よく、すてきな声だなぁとぼんやり思った。そして、男女の友情?の形、というかもう男女の垣根などない存在の2人を見た。とても心地の良い2人だ。2人だけではないか。職場も周りの人達もみな心地のよい空気の中にいた。
ぼんやり思っただけの備忘録だが、これを機に今年は映画をもっと身近ににしたいと感じた。
とても良かった。

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