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【カルチャー】BL(ボーイズラブ)小説であり、哲学書でもある。ヘルマン・ヘッセの「デミアン」を読んで。

そうか、君はそう言うヤツだったのか。でおなじみ?のヘルマン・ヘッセの代表作。

少年シンクレールが、早熟な少年デミアンと出会い、「本当の自分とは何か?」「よりよい生き方とはどんな生き方か?」を考え、悩み、精神的に成長していくという、極めてシンプルな物語。

達観した人生観を持つデミアン。
どこまでもストイックに自分を律するシンクレール。

この2人の関係性はどこかBL(ボーイズラブ)を思わせて尊いのだけど、シンクレールのストイックさもまたイイ。

自らの運命を生きようと欲する者は、独りでないといけない。

このような考えを持ってして生きる2人の姿は、常に何かしらの繋がりを持つことができる現代に、いろんな示唆を与えてくれるものだと言える。

また一方で、「充実した人生を送りたい」そんな思いを抱いている人たちにとって、この2人の姿は一つのロールモデルになるんじゃないだろうか。

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