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子供が羊だとしたら、親はどうあるべきか、ずっと思っていた事があります

 前回は親目線の話だったので、今回は子供目線の話をしようと思います。

 高校生の頃、一日だけ学校に行きたくなくてサボった事があります。その日は球技大会でした。そう、苦手だったんです。どうせ大した事は出来ないし足を引っ張るだけだし、居ない方がいいよねとサボりを決め込みます。(カッコ悪い所を見せたくないという事もありましたし。誰にとは言いませんが。)次の日は行くつもりで今日は休むと部屋にもりました。が、病気でもないのに急に休むと言いだしたのを母親は不安に思ったのか、ドアの外でどうしようどうしようとまるでこの世の終わりのようにうろたえ始めたんです。いや待ってくれ、確かに学校をサボるのは良くない。が、それじゃまるで僕がこのまま引きもってしまうような対応じゃないか、そんな深刻な姿なんか見せてないし別にいじめられたわけでもないし今日だけ休んだら明日は行くつもりでいるのに、一日ぐらい様子を見る余裕もないのか、僕がこのままズルズルと学校に行かなくなるような人間だと思っていたのか、とがっかりしました。子供の頃からダメダメと怒ってばかりいるのに、こんな時は急に日和ひよるんだと余計に残念に思いました。もしもいじめが原因で休んだとしても「行かなくていいよ」とこっちの側に立って言ってくれるぐらい、親には余裕を持ってドンと構えていて欲しかったんですよね。(勝手に学校を休んでおいて何言ってるんだというおしかりはごもっともです、ハイ。)
 親は子供の事が心配だからあれやこれや言いたくなるのはわかります。でも親には、羊飼いの犬のように羊を追い立て回して導くのではなく、牧場の柵になってドンと大きく守っていて欲しいんですよね。逃げ場を与えないぐらい追い立て過ぎると、逆に危ない所へピョンと飛び出して行ってしまう事もあると思うんです。だから普段はのびのびさせて、危ない所にだけは行かないように柵になって防いでいて欲しい。そしてどんな時でも世の中の外敵から守ってくれる味方であって欲しい。子供からすれば、親はそんな存在であって欲しいと思うんですよね。
 迷える子羊をどう導くのか、それが親のふところの広さの見せ所だと思います。

以上、「子供が羊だとしたら、親はどうあるべきか、ずっと思っていた事があります」でした。

#つぶやき #親子関係


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