この塩辛があれば3ヶ月生きられるという強い確信【生き飯シリーズ #2】
皆さんごきげんうるわしゅう。
会えるミシュランこと、イチジョウコウタです。
ひとつよしなに。
前回の生き飯シリーズがご好評を頂いた事に露骨に味を占め、早くも第二弾の爆誕と相成りました。
この生き飯シリーズというエッセイのおかげで美味しいご飯を食べる度「これは…生き飯行きダナ…!!」とnote欲を掻き立てられる様になった。
それはまるで、綺麗な空を見たときに大切な人にも見せてあげたいと思う無垢な心のような。
電車で足を広げて座り2人分の席を占領する輩を見たとき「もはやこの電車を脱線させて俺もろともこいつをヤってやりたい」と思う無垢な心のような。
と言う事で今回は、かようにNO煩悩な私がこのnoteを読んで下さる愛すべきホーミーに共有したいご飯に出逢った話。
ただ申し訳ないが、ほんっとうに美味しすぎた為店名は伏せさせて頂く。いつか私が結婚して子供が産まれ、利他の精神に満ち満ちた仙人に進化した時。
その時には満を持してインスタライブを開催し、ひと言。その店名を呟こう。
その時まで愛してくれるかい?
とまぁ妄言はほどほどに。
今回のお店との出会いは正に青天の霹靂だった。
その日は秋の訪れを告げる寂しげな風が吹いていた。たい焼きをくわえたイチジョウは調布のあたりをぽてぽてと歩いていた。
洒落こいたカレー屋さんかな?
その店には暖簾や看板も見当たらず、一見何屋さんか判断ができなかった。
ただそんな事はさして問題じゃあなかった。
店構えにちらっと見えた店内の雰囲気。
ただならぬ名店の匂いがぷんぷんするぜ…。
"覚悟はいいか?俺はできてる"
なんたってこのnoteを始めた私は…。
感度ビンビンなんだよね…♪
そして全盛期キムタクばりの風格で入店し、奥のテーブル席に案内して頂いた。
開放感のあるカウンター8席ほどとテーブルが1組ある、上品な木を基調とした店内。
聞くところこのお店は定食屋であり、飲み屋として利用する客も多いらしい。
早速メニューに目を通してみる。
魚をメインに据えながら、小ばちでは多種多様な一品が楽しめそうだ。
メニューを見た時、これだと思うものがあった。
イカの塩辛だ。
何を隠そう私は大の塩辛好きであり、フリークだ。
どんな居酒屋でも塩辛を見つけたら注文する。
なぜなら塩辛は千差万別であるからだ。
時に「スーパーで売ってるやつやん…」と打ちひしがれる夜もあれば、時に「おま…宝か?」と感涙する夜もあった。
そして今回のそれは後者だった。
否、国宝だった。
こんなに感動した塩辛は久々、というか人生のベスト塩辛の可能性すら高い。
イカの肝の旨みとコクに程よい塩味、噛めば噛むほど甘味がじゅんわり溢れる身。
それでいて臭みやくどさはゼロ。
むしろマイナス。
そしてなんと。
小ばちは一皿100円なのだ!!!
どういうこっちゃねん。
聖母が飲み屋始めたんかい。
先に言っておくが、後でもっかい塩辛頼んだ。
だってこのクオリティで100円だもの。
そして今回もう一つ衝撃を受けた一品が。
チャーシューである。
こちらも100円の小ばちであり、小ぶりなチャーシューが小皿にちょこんと提供される。
だが侮るなかれ。
この一皿でビール1杯余裕でもってかれる。
これも今年食したチャーシューの中でNO.1を奪取してそのままタッチダウンしちゃう味だった。
ほぐし豚のようなこのチャーシューは、
口に含むと強烈な旨味が爆発する。
稀に出会える激ウマチャーシュー麺のあれ。
それの更に一個上のような。
最初の旨みの後にもう一回波が来る。
旨みが二段階に分かれて畳み掛けてくる。
そして他にはない独特な香りがクセになる。
山椒…?だけではない気もする。
正直この2品だけで泣きながら帰宅しようかと思ったが、他のご飯も駆け足で紹介しよう。
本当にぜんっぶ美味しかった…。
是非一度行ってみてください。
店名は教えないけども是非行って欲しい。。
(調布のあたりです)
何よりこんなに美味しい料理を頂ける事に感謝。
そして断言しよう。
この塩辛があれば3ヶ月は余裕で生きられる。生き飯ど真ん中。
飯を食い明日も生きていく。
生き飯探しの旅は続く。
飯のこと書くとなぜか長くなるな。。
◆執筆中に聴いていたグッドミュージック◆
No.1(feat.G.RINA) / tofubeats,G.RINA
◆最近始めたYouTubeラジオも是非もんのそれ◆
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