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[教員生活9.10.11週目] ”歯車になる”というスーパープレイ

こんにちは!
またまた少し空いてしまいました。
反省反省。。。
「時間は作るもの」
この言葉を大切にしたい今日この頃です。


最近、新しい気付きがありました。
教育はバトンを繋いでいくものである」、ということです。
子どもたちへの教育は一人で完結するものではなく、私なら2年生の先生方が繋いでくれたバトンを、4年生の先生方に繋ぐ、という役割を持っているんだ、ということが分かりました。
当たり前といえばそれまでなのですが、やっと実感を伴って気づくことができました。

目の前の子どもたちに一人で大きな影響を与えるのではなく、チームで支えていく、というイメージがふさわしい気がします。
私は現在小学3年生の担任をしていますが、算数では割り算が始まる時期です。
2年生までは九九を勉強していて、4年生では割り算の筆算をします。
ということは、私の役割というのは、その2つを繋ぐ橋渡しをすることです。
どうして掛け算から割り算へと繋がるのか、割り算はどういう考え方が基になっているのかなど、橋渡しのための材料を考えて用意することがもとめられます。
割り算の単元をするからといって、何でも先々教えればいいというものではありません。
自分の役割をはっきり意識することが大切ですよね。😬
そんな当たり前のことにようやく気づき始めました(遅い笑)

結局は自分は学校の中の歯車の一つであり、歯車にもとめられるのは異次元のスーパープレイではなく、しっかりとズレなく噛み合うこと。
これはネガティブなことではなく、むしろ自分一人の力をチームの力で何倍にも高めることのできる、コスパ最強のスーパープレイなのではないでしょうか。
なんてことを最近は考えています笑


自分がどの辺でバトンを受け取ったのか、今度はどの辺に繋げばいいのか。
そこをあまり理解していないことに気付き、最近は他学年の授業をよく見に行かせてもらっています。
専科の先生、ほんとにありがとう!!!😭
おかげで見に行く時間があります。

とりあえず1〜6年生まで全てのクラスと、授業風景、子どもたちの様子、掲示物に至るまで見てみようと思っています。
1年生から順番に学年を一つずつ登って見ていけば、何か系統性や集団としての特徴が見えるかも!って思っています。

ここ1ヶ月ぐらいは1年生の授業を見に行っていました。
やはり1年生の先生はすごい。🫢
子どもたちが初めて小学校に来て、変化する環境に戸惑う中、1から、いや0から教えるというのは超超ハードです。
(1年生も幼稚園から繋がってきたバトンなので、その受け取れた位置によっても変わると思います。)
ランドセルのいれる場所、入れ方、机の上の並べ方、給食準備、下校の方法、、、、
挙げ出せばきりがないですよね笑
それらを引き受けるってほんとにすごい。。

特に私がよくお邪魔しているクラスの先生はダントツで上手で、学びの宝庫のような人です。
その先生は、子どもたちへの伝え方の工夫が優れていて、「AさせたいならBと言え」のお手本のような存在です。
実際に肉眼で見て初めて、あぁこういうことだったんだって分かりました。
望む方向を向いている子(物理以外の意味でも)を見つけて褒める。
「〜さん、先生のことよく見てくれてて嬉しいな。」
「いい声だね。背筋を伸ばしたらもっといい声が出せるよ。」

本当はできていなくても、できている人がたくさんいてすごい!と伝える。
子どもたちはとても素直で、怒るよりもよっぽど行動が変わります。
怒ることも褒めることも、行動変容の手段であるならば、褒めるほうが気持ちはいいですよね!

それを見てから私も意識するようになりましたが、目に見えてクラスが良くなっているように感じます。
なんというか、クラスの雰囲気が温かくなりました。
これまでは教室がざわざわしていると、「静かにしましょう。」と声をかけていました。
それを、「静かに聞いてる人、すごいね。」と変換するだけで効果が上がります。

ってすまし顔で語っていますが、結構ギリギリで変えています😂
「静かにしましょう」と言うつもりで、「静かに」と口に出たところで気付き、青ざめるほどのヘアピンカーブを経て「静かに聞いてる人、すごいね。」とひねり出しています。
まだまだ自分のものにはできていない技術ですが、習得したいです。

各学年を見ながら技術を盗み、バトンと走り出す位置を確認し、走るペースを考え、自分の体力や能力と照らし合わせる。
文字で書くのは簡単ですが、なかなか難易度は高いですよね。
けれど、まだまだ時間はたくさんあるので、焦らずに着実に進めていきたい所存です。

ここまで読んでくれてありがとうございました!!!😆

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