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読書日記『刀伊の入寇』(関幸彦、中公新書)

サブタイトルが「平安時代、最大の対外危機」。
ちょうど藤原道長の時代です。
対馬・壱岐、北九州沿岸が、海賊化した女真族(刀伊)によって襲撃された……という事件。
刀伊の入寇そのものの経過はもちろん、武家政権以前の当時の軍制がどうであったのか、中世への移行も視野に含めて記述。
「新書だしそんなに分厚くないからすぐ読めるかな?」と思ったけど、読み応えありました~。
『王朝貴族と外交』を読んだときも思ったんだけど、この時代の貴族たちの持つ近隣国への複雑な感情は、色々と示唆に富むなあ。


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