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読書日記『北朝天皇研究の最前線』(遠藤珠紀・水野智之編、日本史史料研究会監修、山川出版社)

同じ出版社の最前線シリーズ(なのか?)を読んだことがあるけど(『「室町殿」の時代 安定期室町幕府研究の最前線』『戦国期足利将軍研究の最前線』)、
いや~、この本もやっぱり良かった!
室町好きの弥生さん大満足(≧∀≦)
読みやすい構成で、一般書ではなかなか取り上げてくれないテーマについて最新研究がフォローできる。
南北朝時代の北朝天皇に絞った本って、かなり珍しいよねえ。
重たくて高価な専門書は正直ハードル高いけど、このシリーズは手に取りやすくって本当に有難い。
参考文献もきちんと解説してくれてるから、もっと知りたいな、という要求にも応えてくれる。

各章それぞれ勉強になることだらけだけど、中でも印象に残っているのが第二章の「北朝の訴訟制度を支えた『暦応雑訴法』」。こんな訴訟制度あったのね……。

今後もこのシリーズが出てくれると嬉しいなあ。

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