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人事における自己アピール2

長野県庁で働いている、30代・子育て中の秋元です。
長野県庁「かえプロ」(かえるプロジェクト)を勝手に応援しつつ、理想の働き方を模索しています。コメント欄は誰でも、どんなことでも、自由に書いていただければ。

今日は前回に引き続き、人事の制度について、いかに活用するかの話です。
人事異動等の希望を申告する「自己申告書」について書いてみます。

自己申告書とは、現在の業務の感想や異動希望部署、キャリア設計(中長期的に取り組みたい仕事)、研修希望、資格・免許等、取り組んでいる地域活動、健康状態、家族の状況、通勤状況などを記入するものです。それをもって上司と面談を行い、人事異動の希望を申告します。

前回の業績評価とは違って「自分の希望を書く制度」なので、誰もがしっかり書いているとは思いますが、「異動なんて希望どおりになったことがない」という方が多いように感じます。(これは一般企業でも似たようなものかもしれません)
ですが、たまたまかもしれませんが、私は今のところ割と希望が通っています。なので「なんとなくこういう書き方をした方がよいのではないか」という推測を以下記載してみます。

まず重要なのは、「後ろ向き(守り・逃げ)の希望でも必ず書く」ということです。私とすれば「育児」を優先したいので、通勤時間がかかる場所や残業が多い部署はやめてほしい、というのが希望です。「そんな希望はずるい」と思われるかもしれませんが、私にとっては死活問題ですし、書かなければそういう希望はない人(子どもがいても育児はそっちのけでバリバリ働きたい人)と思われてしまいます。また、「育児」のような理由がなくても残業が嫌なら「体力や能力に自信がなく、業務量が多いと周りの人に迷惑をかけてしまう」というように、書き方は工夫すればよいと思います。

「後ろ向きな希望は書いてはいけない(上司に止められる)」と思っている方が多いと思いますが、書いてはいけないルールはありません。書いていなければ「希望がない」のと同じですよ。

次に重要なのは「異動希望部署」をどのように書くかですが、「決める側の立場になって考える」のがよいと思います。
例えば部署は最大5つ書くことができますが、1つしか書いていないとその部署が無理なら他に選択肢がないため、希望を叶えることはできません。他には自分が希望する部署は「自分のポスト」の空きがあるか、希望が多い(競争倍率の高い)部署か、は気にした方がよいでしょう。(ポストがない、競争倍率が高いと異動は困難。)
逆に言えば、「希望が少ない部署(マイナーな部署)」穴場です。
「そういう部署は、自分にとっても希望の部署じゃない」と思うかもしれませんが、私は「どうしても行きたくない部署」に行くよりはマシだと思っています。5つ書くことのできる部署のうち、1つでもそういう部署を書いておくのもいいのではないかと思います。

今回は割と後ろ向きな内容になってしまいましたが、どんな部署に異動しても必ず「やりがい」はあります。花形の部署(希望が多い部署)ばかり書いて、「希望が通らない!」なんて文句を言うより、発想を変えて書いた方が意外とよい部署に巡り合うかもしれません。

では、また!

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