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で、なに目指してるの?(笑)

たまにふと仕事をしていて思う。

新聞記者として働いてる自分に問いかけるのだ。

どこ目指してるの?何がしたいの?

答えは「分からない」だ。

最初は「農家さんのため」とか「書くことが好きだから」という理由と単純に予定していなかった職業に就くことへの喜びが大きかったから
悩みはなかった。
というか、悩んでる暇がないほど忙しくて
楽しかった。

しかし、人間は慣れ始めると
疑問や不満がふつふつと湧いてくる生き物だ。

仕事があるというありがたみを忘れて
私は不満ばかりを口に出すようになっていた。

「ノルマがあるから帰省しにくい」
「1人でネタ探して取材して書くのって
  やっぱりしんどい」
「これが何に繋がるのか分からない」

おまけに友達もおらず、1人で解決することも
多かったため、とうとう鬱を発症して
新聞記者を辞める決断までしそうになっていた。

なんとか編集長や母に説得されて
辞めずに今も新聞記者として働いてるが。

記事が載ったら嬉しいし、名前入りで全国版に
載ったらもっと嬉しい。

でも、やっぱり私は根本的に満たされていないと感じる。

「やったー!載った!」という嬉しさだけでは
もう仕事のやる気は続かないのだ。

人と会うのもしんどくなる時がある。

「いや、人と会うのが仕事でしょ?」って
思いますよね。ほんとそうなんです。

パワフルすぎて圧倒される人や全然話さない人、
暗い話ばかりする人、文句ばかり言う人、
私の経歴ばかり聞く人などもう会いたくない人ともたくさん出会った。特に病んでる時に会うとHPが根こそぎ取られる感じがする。

その逆もある。
話していて心地の良い人、前向きな人、
イケメン、優しい人、適切な距離を保ってくれる人など。
良い出会いもあった。

ここまで書いていて何が言いたいか全然
分かんねーよって思いますよね。
それは私が1番思っています。

そうそう、仕事のやる気が出ない話の途中だった。

そんな訳で私は今、病んではいないが、
「仕事の意味」や「生きている意味」を
探している。

貯金を始めて、まあまあな額になった。

今日、知り合いに仕事のことを聞かれて
「楽しいし、自分に合ってると思います」と
答えた。

本当にそう思っていたのか、後になって
疑問に感じた。

かと言って、どう説明すれば嘘のない回答だったのかは分からないが、なぜか腑に落ちなかった。

お金も貯めたのに
どう使いたいのかも正直分かっていない。

大きくなる数字を見る安心感だけを
得られているのが現状だ。

事故や病気のときのお金でもある。

しかし、買いたい服も行きたい場所も
特にない。

友達や彼氏と遊んでいる人のストーリーを見ると
貯金して1人で記事を書いている自分が
バカバカしくなる。

もっと大事なものあるだろうって。
友達と遊びたいなーって。

でも、友達たちだって地元で虚無や孤独を
感じているかもしれない。

楽しそうなのはストーリーの中だけかも
しれない。
私はそうやって自分に言い聞かせている。

ここまで書いたのに言いたいことが
まとまらない。

最近はストレスが多い。
というか、自分はストレスに感じるレベルが
低すぎるのだ。

早起きや掃除、買い物、初対面の人に会うこと、
きちっとしたメールに返信すること、掃除機やドライヤーの音、甘いものを断れず無理やり食べることなど…
基本的に全てが「めんどくさい」を基準に
生きている。

そして、ずっと「書かなければ」と思っている。
取材して書くのが仕事だから当たり前なのだが、
これが1番のストレスだ。

でも、眠いし移動だけで疲れる。
そんな1日に何本も書けない。今の私には。
書くって案外疲れるものなんです。

その人のことを簡潔に魅力的に書くのは難しい。
動画媒体の編集も大変だと思うが、
紙媒体も大変だ。

『早く書けよ』『どんだけ寝かせるんだ』
『いつまで逃げるんだ』『掲載遅れるよ』と
ずっと脳から聞こえてくる。

分かっている。分かっているけど書けないものは
書けない。

だって、文章の構成を考えて1から考えて
書くんだもん。

その人が言っていた一言一句をそのまま
書けばいいという話ではないもん。

あー言い訳ばかりだ。失礼しました。

誰にも言えない仕事の愚痴を書きたかったわけ
じゃないのに…

とにかく私はなんのためにこの仕事を
やっているのか、よく分かっていないから
満たされてないという話でした。

だからなんなんだよというオチにガッカリしないでください。

猫可愛いですよ。良かったら癒されて下さい。

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