カンボセレモニー3回を終えて
シャーマニズムという特殊な世界に飛び込んでみた記録です。
noteに記すのは初めてですが、これからカンボを受ける人にも参考になるかもしれないので、noteに投稿してみました。
カンボ・ディエタ・シャーマニックリトリートin高尾
2022年8月13日~16日
お盆休みを利用して、3泊4日のデトックスリトリートに行ってきました。今回の目的地は、東京八王子市にある高尾山の麓にある施設でした。もともと林野庁が管理していて、政府の役人さん達の保養地として作られたものを、民間に払い下げたものとかいうことで、多少古いものの、贅沢に良い木が使ってあり、とても良い施設でした。水は山からの湧き水を使っており、そのまま飲めるキレイなお水でした。目の前に小川が流れていて、虫の声が響き渡り、最寄り駅から車で10分もかからないのに携帯の電波も入らない静かな空間でした。市内は35℃を超える気温なのに、体感で30℃くらいかと思いますが、エアコン無しでもなんとか過ごせる温度の場所でした。
今回の参加者は、9人とのこと。直前にFacebookのグループが作られて情報共有がされ、見知らぬ人と最寄り駅で待ち合わせをしました。セミナーでも、誰一人知ってる人が居ない中に入っていくことは何度もありますが、人見知りの自分としては、始めに声をかけるのは勇気が要りますね。たぶん、この旅行鞄を抱えている人が、参加者なんじゃなかろうかと思いましたが、声をかけるのに躊躇してたら、声をかけてくださいました。
今回、私はドライブがてら、車で現地に向かいました。朝8時過ぎに出発して、3時間40分くらいで到着するとナビには出ていたので、休憩を挟んで12時30分くらいには着くかなと予定していました。ところが、なんと近づいていた台風の影響で、突然新東名高速道路が封鎖に。静岡の真ん中の辺りで突然高速を降りる事態に。高速を降りて、ナビを計算し直したところ、一般道で到着まで6時間の表示。間に合わないのではないかと一瞬呆然としましたが、高速情報を調べてみると、新清水ICからはまだ塞がってないので乗り直せそうということで、気を取り直して車を走らせました。なんとか高速道路に乗り直し、結果、13時30分に到着をしました。14時に待ち合わせだったので余裕を見ておきましたが、結果的には丁度良いくらいの時間になりました。やっぱり、余裕をもった行動が大事だなと感じた次第です。
14時になり、主催者の人や参加者の人が集まり、一部は私の車に乗ってもらい、タクシーと乗り合わせて、現地に向かいました。
会場に到着し、荷物を下ろし、宿泊名簿に記入し、建物の使い方などの説明を聞いて、お部屋を見ました。今回は男5人の相部屋とのことで、最後に入室したら2段ベッドの上側になりました。知らない人と3泊4日も夜を過ごすのは、ゆっくり休めないだろうなと思いました。知らない人と同じ部屋に泊まることになるセミナーあるあるです。貴重品類はどうしようかなと思いましたが、特に保管庫も無さそうですし、ここに集まった人を信用するしかないなと思い、覚悟を決めました。
準備が終わり、大部屋に集まり、いよいよスタートです。
瞑想を行い、日常を離れて、自然の中で静かに自分に向かう時間を持てる環境で過ごしますという事前説明が書いてあったのですが、最初に始まったのは、なんと激しいアクション。あまり気にも留めてなかったのですが、「瞑想」ではなく、「アクティブ瞑想」と書いてありました。瞑想は座って静かにしているというイメージだったのですが、アクティブ瞑想はその真逆。自分の力を全部使い切るぐらいに動く瞑想だったのです。私は体感したことが無いのですが、瞑想をすると、自分の中にあるとても静かな静かな落ち着いた空間のような場所(?)に落ちていき、とても心が落ち着くらしいです。昔は、静かに座ることで、その落ち着いた状態に向かうことができたけれど、今の現代人の生活では、常に頭がフル回転なので、座っても、次々と頭が働いてしまって、あれやらなきゃ、これやらなきゃ、あれどうなったかなという思考でぐるぐるしてしまって、心が落ち着かないそうです。であればということで、考え出されたのがアクティブ瞑想。考えることができなくなるくらい、全力で身体中の力を出し切ったら、後は勝手に頭が静まってくるということのようです。
最初はクンダリーニ瞑想ということで、身体をポンプのように見立てて、全力で息を吐き続ける動作でした。デスクワーク主体の身としては全身が軋んで、身体がちぎれそうでした。何個かの動作を挟んで、静かな時間をということで、横になってまったりとしました。
今回のリトリートの主題は、なんとシャーマン。シャーマンって用語が日常でゲームや漫画の世界以外で触れる機会がある日本人ってどれくらいいるんでしょうか。アマゾンのシャーマンが愛用する薬草を使って、身体を整えるというのが一つの目的です。大丈夫なの?それ?という気持ちは、かなりありましたが、好奇心が勝って、今回は飛び込みました。
なんと、アマゾンに行ってシャーマンの技術を会得してきた日本人女性が、日本に持ち帰り、施術をしてくださるということでしたので、日本人なだけ安心感があります。その女性が何故アマゾンまで行くことになったのかという歩んできた人生物語も聞きましたが、その大冒険は楽しそうでした。
初日の夜は、サナンガという目薬とハペという鼻薬の施術です。施術ではなく、シャーマン用語でいうと、セレモニー(祭祀)です。ですので、目薬を差して終わりというわけではなく、眉間と心臓に意識を当てて目薬を、鼻薬を入れるという形です。やってもらう側なので、具体的にどんな意図をもって動作をされてるのか分かりませんでしたが、毎回、欠かさずに、口笛と共に、眉間と心臓に意識を当てる動作をされていました。
そして、この薬剤なのですが、とにかく痛い(笑)。
目薬を差した瞬間に、焼け付くような痛みが目の全体を覆います。濃い塩水の目薬とも違って、なんとも言えない痛みが走ります。少しすると落ち着いてくるのですが、涙が出たりして、すっきりします。頭がすっきりしたり、睡眠しやすくなったりと、その人に必要な効能が現われるそうです。そのサナンガという目薬。日本人向けに、モアソフトという一番軽いものだそうです。現地のものは、のたうち回る強さだそうです(笑)
さて、このサナンガは、まだ良いのですが、次が、ハペという鼻薬。これもまたかなりキツイのです。ハペという粉末を、特殊な道具で相手の人に、鼻に吹き込んでもらうという施術方法。このハペという粉を鼻に吹き込まれると、鼻の中がめちゃくちゃ痛いです。プールで鼻に水が入った時の痛さを何倍かに痛くした感じです。吹き込まれると痛みと共に、すぐに薬効が身体にまわってきて、唾液と鼻水がどんどん出てきます。身体が熱くなって全身から汗が噴き出てきます。他の人はそうでもないみたいでしたが、私はげっぷがすごくたくさん出ました。少し身体もふわふわします。そして、何より、頭がすごくぼーっとするのです。
そして、不思議なことに、今までたくさん頭の中で巡っていた言葉が小さく小さくなって、静かになりました。周りの人の様子を気にしたり、次の段取りを気にしたりと、常に動き続けていた頭が静かになり、とてもびっくりしました。
このハペとサナンガ、アマゾンでは日常使いする品のようで、痛みで悶絶するハペも、現地の人は、タバコ休憩くらいの感覚で使ってるそうです。信じられない・・・。
結局、ハペもサナンガも日常薬ですので、何度も何度も施術をして(やる気分じゃない時はやらなくても良いので自己申請)、痛みを味わいました。ただ、痛みが過ぎ去った後、不思議なすっきり感があるのです。お酒とか砂糖とか小麦みたいに、切れると欲しくなるような中毒性も感じないですし、とても自然なお薬なんだと思います。痛いですが。
一日目は、自然食のおにぎりとスープを食べて終了。周りの人に気をつかって、あまり寝つきはよくありませんでしたが、自然に響く虫の声を聞きながら、眠りに落ちました。
翌日は、朝、アクティブ瞑想からスタート。ダイナミック瞑想という瞑想。まさに全力を振り絞り続ける時間。身体の感じるままに、心の思うままに、全力で叫んで、全力で叩いて(人はだめ)、動いて、とにかく出し切るという内容でしたが、とにかく疲れました。全部で1時間のプログラムのようですが、主催者の方は、毎朝これをやってから一日を始めるそうです。ちゃんとダイナミック瞑想ができるようになると、身体から活力が溢れてくるのだそうです。昨日あんなに辛かったクンダリーニ瞑想も、超ハードアクションに感じましたが、夜にやるような静かなタイプとのことで衝撃でした。
その後は、今回の最大の目的であるアマゾンの秘術・究極の解毒・カンボセレモニー。ある時、南米のある部族で疫病が蔓延して大きな危機が訪れた時があった。その時にあるシャーマンがあるお告げを聞いた。蛙の毒を使え、と。そして、その通りにしたら、疫病から救われたと。さて、そのカンボセレモニー。かなりハードな儀式です。痛みと共にあるハペやサナンガが日常薬の人たちが、「試練のメディスン」と呼ぶ、大変過酷な儀式です。まず、皮膚に根性焼き(昔の不良漫画であった皮膚にタバコの火を押し付けるアレ)をします。すぐ離すので、一瞬なので熱っ!くらいですが、4~5か所火傷を作ります。某漫画の焼き土下座は絶対無理だと分かりました。その後、水を2リットルくらい飲みます。これもかなり気持ちが悪いです。水でお腹が膨満して気持ち悪いです。飲みたくなくても飲まないといけません。その後、フタイロネコメガエルという蛙の猛毒を根性焼きをした部分に乗せます。するとたちまちに猛毒が全身を駆け巡ります。身体が熱くなります。頭は痛いし、気持ち悪いしで、最悪な状態が訪れます。三日酔いくらいひどい二日酔いくらいでしょうか。気持ち悪くても決して横になってはいけません。横になると猛毒が頭を駆け巡り、顔が(一時的に)蛙のように膨れ上がるそうです。毒に耐えて、人によってそれぞれですが、そこで水を吐きます。吐いたらまた気持ち悪くてもまた水を飲みます。また吐きます。そしたら、気持ち悪くても水を飲みます。そして吐きます。そうすると、胆汁と共に水が吐き出されます。人によって緑っぽかったり、黄色っぽかったりするそうですが、私は真っ黒な胆汁でした。写真も撮りました。何度も何度も繰り返し吐いたり、トイレで下から出たりして、体中の解毒をしていきます。リトリートなのに、何故、こんなツライ苦行をしてるのかとか、何も考えたくないとか、水がキモチワルイとか、吐くと楽になるので他の人が吐いてる様子を音で聞いて羨ましかったりします。その間にもカンボセレモニーの音楽が鳴り響きます。うるさかったり、気持ち悪さを助長したり、ふと意識が戻る助けになったりします。そうして、ひたすら耐え忍びながら15~30分くらいでしょうか。一番きつい嵐の時間が過ぎ去り、乗せた蛙の毒をふき取り、ようやく横になれます。疲労困憊です。そこからはお休みタイム。しばらく横になっています。まだ気持ち悪さが残っています。しばらく動ける気がしません。1~2時間くらい横になっていたでしょうか。ようやく動けそうになり起きてみました。水は6リットル近く飲んでいました。毒の作用は人それぞれでその人の弱いところにちゃんと作用して解毒をしてくれるのだそうです。
夜は、軽いご飯を食べ、お風呂に入って(火傷の部分が沁みました)、静かにシェアタイムとヒーリングの時間ということで、ゆったりと感想を分かち合い、過ごした後、就寝をしました。
そして、翌日3日目。
今日も、名前を忘れましたが何かのアクティブ瞑想からスタートして、身体が疲労困憊になってからのハペ、サナンガ、そして、カンボセレモニー。
悪夢の2日目です。このカンボセレモニー28日以内に3回やると良いとのことで、2回目のカンボです。昨日の苦行が再びやってきます。かなりきつかったです。1日目よりもきつかったです。この日も真っ黒な胆汁がいっぱい出ました。
その夜のご飯には、お釈迦様が断食修行の後、スジャータという女性からもらった乳粥を食べることで、悟りを開いたという伝説のある乳粥という食べ物を食べさせてもらいました。出汁も醤油も使わないので不思議な味わいでしたが、身体からいろいろと出し切った後の身には、染みわたる味でした。
そして、夜はまたシェア会を行います。最初は初対面で緊張し合ってた人たちも、アクティブ瞑想~ハペ・サナンガ~カンボという特殊かつきつい体験を共有した仲間ということで、だんだん打ち解けてきました。3日目の夜には、カンボ2回目が終わったこともあり、明日は荷物をまとめて帰るだけなので、リラックスして、気持ちを分かち合いました。
そして、最終日4日目
朝から、使わせていただいた施設の掃除からスタートです。半公共施設なので安い分、自前で行う施設です。一晩を超えて、カンボの毒もすっかり抜けて、皆さん元気になって、誰も何も指示しなくても協力し合って掃除し合う姿が感動的でした。
掃除の後は、セレブレーション(お祝い)ということで、何かよく分かりませんが、自分の好きなように踊りながら、解放を祝うという時間。たぶん、瞑想的な技術ではなく、シャーマンとしての儀式なのかなと思います。
音楽に合わせて、自分の身体のおもむくままに、うまいとか下手とかではなく、ただただ踊る時間。音楽に合わせて不思議な一体感もあり、とても楽しい時間でした。最後のシェアタイムでも、踊りとか苦手なのに、とても楽しかったという感想が口々に出ていました。
私は、ただ踊ってるだけなのに、ひたすらありがとうの気持ちが溢れてきて、ご一緒させていただいている皆さんに、ありがとうありがとうと涙を流しながら、ひたすら感謝していました。とても幸せな感覚でした。
最後にブランチで、フルーツや野菜、お味噌汁などを出していただいたのですが、何を食べても、こんなに美味しいもの食べてたっけ?と思うくらい、ものすごく美味しかったです。何を食べても、食感も、複雑な味わいも、今まで感じられてなかったことが感じられて、とてもびっくりしました。特にスイカは普段あまり好んで食べないのですが、スイカがものすごく美味しく食べられて、自分もびっくりしました。ファスティング(断食)も何度もしていますが、ファスティング明けの食事よりも断然と美味しかったです。
最後、カンボディエタ・デトックスリトリートを終えての感想ですが、ひたすらリトリートとは思えないようにひたすら試練・試練の時間でしたが、終えてみると、身体も、心もとてもすっきりしており、旅行に3泊4日で行った時のような疲れも全くなく、確かにデトックスできたリトリートでした。とても変な体験ではありますが、貴重な良い経験をさせていただきました。
リトリートの2日後 カンボ3回目
8月18日
その後、3回目のカンボのチャレンジということで、愛知に帰り1日仕事を挟んで、翌朝神奈川に向かいました。
8時23分の電車に乗ろうと思い、前もっての10分前行動なので、8時10分頃に地元の最寄り駅に到着しました。そうすると何故か、8時6分発の電車がまだ残っています。大雨の影響で5~10分遅延していました。駅に到着すると、すぐに8時6分発の電車が到着し、何故か一本早い電車に乗ることができました。電車の中で乗り換え案内を調べてみると、予定の新幹線までの乗り継ぎが10分ちょっとしかないので、最初に予定していた8時23分の電車だと間に合わない計算になります。次の新幹線だと乗り継ぎの関係で到着に間に合いません。奇跡のようにスムーズに流れる体験で、とてもびっくりしました。
先日のリトリート参加者の皆様と待ち合わせをし、会場に向かいます。3回目の苦しみが待ち受けているのに、一緒に向かう仲間が居るのが、とても心強いです。
会場に到着し、同意書やカンボの説明など事務的なことを行い、ハペとサナンガからスタートです。リトリートの時よりはきつくなくなっていて、痛いけど耐えられるって感じでした。少し慣れてきたのでしょうか。ハペは目の周辺がとてもすっきりします。ハペはあたまがふわんふわんとしてキモチワルクなってきます。
いよいよ、3回目のスタート。最初に水を口にした時に身体が拒否しかかっていて、大丈夫かなと思いましたが、なんとか2.5リットルを飲んでカンボスタート。
以前に根性焼きをした場所は使いませんので、また新たに根性焼きからスタートです。足や肩など施術する場所を選べるのですが、1回目右足、2回目左足、3回目左足にしました。足の方が効果がじわじわきて、心臓に近い方ががつんと来るそうです。他の方は、心臓とか首とか選択している方もいました。すごいなぁ。
足首にやると、全身をスキャンするということで、2回目の時は腰が熱くなったのですが、3回目は腰は熱くならず、すごい頭痛がしていました。1回目とも2回目とも反応が違い、気持ち悪いけど、冷静に自分の状況を観察していました。ものすごい頭痛と水便が何度も出て、トイレに駆け込みました。吐き出して胆汁も出ましたが、前2回ほどではなく、半分~3分の1ほどの量でした。
いつ終わるともしれない頭痛とキモチワルサの嵐の中、なんとか嵐が過ぎ去り、横になります。まったりとして、身体を休めます。
13時に会場入りして、カンボ自体は2時頃スタートでしょうか。起きたのが18時前くらいだったと思います。もともと13時~18時のプログラムですが、参加者が5人と多いので、少し時間がかかってたようです。その後、薬膳スープをいただきましたが、出し切った身体に味が染みわたりました。最後に、OSHOタロットカードを引きます。左手で引いてくださいとのこと。身体の陰陽では左の「ひ」は霊、右の「み」は身。自分の心に手を当てて、自分に必要なカードが届くイメージをして、1枚選び取ります。ぐるっと見渡して、一番気になったカードを選びました。そして、私が選び取ったカードはサイレンス。何かをすることなく、内なる自分に向かってください。静かに静かに内に向かってください。まさに、今の自分にぴったりのカードでした。
途中では参加者のUさんという初対面の方が、波動治療をされている方で、体内の波動調整をして詰りを流してくれました。肩・腕をやってもらったら、何かが通るような感覚があり、その後、すごく腕の動きがなめらかになって驚きました。その方も不思議な方で、13年前にトラックを運転している時に、突然何かの光に包まれたら、その時から波動の流れが分かるようになったとのこと。波動とは何かを簡単にレクチャーしてもらったところ、自分でもエネルギーの流れを感じ取ることができました。ぐるぐるとまわっています。このぐるぐるまわるエネルギーを当てると、患部と共振が起こって、自然にほどけていくというお話でした。この世の全ては、排水溝に水が流れていく時に起きる渦の螺旋エネルギーですので、自分に流れる螺旋エネルギーを感じ取る方法を教えてもらって、思いがけず良い経験になりました。
カンボ3回を終えて
今は、とても静かな感覚です。目に見える現象は何も変わってないけれど、次から次へと何かをしなくちゃという思考が押し寄せてこないので、とても静かな感覚です。何もしなくても、それでもいいと思えています。
胆汁を出して、溜まり切った恐怖(怒りや悲しみ等の総称)の感情が排泄されました。自分の物事に対する判断基準は変わってないので、今までと同じポイントで気になることが目に付きますし、怒りも湧いてくる時もありますが、気が付いて意識を向けるだけで、すっと消えていきます。今までは鎮めようと思っても、次から次へと感情が湧いてくる。悪い思考イメージがどんどん膨らんでくる状態でしたが、それがほぼ無くなりました。これをしたら相手がどう思うかなという思考と恐怖がついてまわっていたのですが、それもかなり少なくました。
胆汁に溜まっていた恐怖の感情が燃え盛る炎であるならば、自分の判断基準は種火のようなもので、今までは燃え盛っていたので、種火を追加投下すると、更に燃え盛るという感覚でしたが、燃え盛る炎が無くなって、種火だけなのですぐに気が付けば鎮火するような感じです。
電車の中で、ずっとスマホを触り続ける人たちを見て、恐怖に呑まれていることに気が付かず、恐怖に自動反応し続けている人形のような感覚を感じました。
分離感が少なくなって、昨日の帰り道では道端に生えている植物・街路樹を見て、あー、これも自分の一部だなぁという感覚が自然と湧いてきました。
今後も自分の思考・感情を見つめて、分離感を一つずつ解消していくことで、リトリートの最後で感じた「あなたも私・私もあなた」。そして、ただただ感謝しかない世界を常日頃から感じられるようでありたいと感じました。
余談
カンボは3回受けると良いという話でしたが、リトリートは良かったのですが、短い日数で連続で受けるよりも、少し間をおきながら受けた方が良いような感じがしました。ディエタ期間が長くなるので、日常生活が苦しいと思われる方には厳しいですが。
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