私たちが高度な自我と思考を持っている理由

私たちが高度な自我と思考を持っている理由について考えてみましょう。


まず、思考とは何でしょうか?自我とは何でしょうか?

私たちが誕生して最初に感じるのは、「他人とは別物である」という「苦」です。この「苦」に対応するために、私たちは思考という道具を与えられます。

しかし、私たちは思考をシンプルに使い、必要な時に活用するべきです。しかし、余計なことまで考え込んで自我を増やしてしまいがちです。それが「私だ」と言っている状態です。

このような状態は機能不全です。本来の私たちは思考や自我を観測している存在なのです。

本来の私に気付き、体感することで思考や自我に捕らわれず、道具として使い終わったら片付けることもできるのです。

思考や自我は、私たちがこの世に生まれ成長する過程で、内側からのコミュニケーションが取れない代わりの機能として与えられています。

自我に捕らわれている人や常に「苦」を感じている人は、機能不全に陥っています。

また、感情も同様で、自我の機能不全が引き起こす状態です。風邪を引いたときに咳や熱が出るのと同じように、自我の機能不全は「苦」や「ストレス」という形で現れます。

自我は、機能不全であり、風邪を引いたような状態です。ですから、「風邪引いちゃった」と気づくように、「自我にのまれちゃった」と気づくことが大切です。

ただし、自我と感情は逃れることのできない存在であり、私たちから離れてくれません。ですので、大切なのは受け入れることです。

自我の機能不全に捉われることなく、受け入れることで向き合い、明らめることが重要です。

次に、「大いなる存在」が私たちを創造した理由について考えてみましょう。

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