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事件簿シリーズ第二弾【入学準備編】

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、入学式の前日準備がありました。入学式前日準備でも毎回思い出す事件が…。

5年生から6年生へと持ち上がることが決定していた4月の入学式前日。新6年生は、入学式準備のために登校していました。体育館や教室、玄関を掃除し、名札シールを貼ったり、教科書をまとめてセッティングしたり…。例年通り準備を進めていました。新6年生の頑張りによって、準備はスムーズに進み、予定時刻よりだいぶ早く終了。「6年生の頑張り、素晴らしかったよ!みんながこれから学校を引っ張っていってくれると思うと頼もしい。今年1年、たくさん活躍してね!」と言って、子どもたちを帰しました。

「いや~、思っていた以上に頑張っていましたね!」
「6年生がやる気に満ちた顔をしていて、よかったねー!」
そんな話をしていると…

プルル、プルル、プルル…

ある保護者から電話が…。
「さっき、新6年生のお兄ちゃんから聞いたんですけど、新1年生の弟のクラスを見直してください!弟のお世話をする6年生のクラスには、お兄ちゃんに嫌がらせをするやつがいるんです。そんなクラスにいれるわけにはいきません!」

入学式準備で、お兄ちゃんは弟のクラス分けを知り、それをお母さんに報告。お母さんは、それを聞いて連絡してきたんです。

そのお兄ちゃんは、普段から隣のクラスの友達とちょっと何かがあるとすぐに騒ぎ立て、お母さんが学校に電話してくる…というのが日常的にありました。ただ、聞き取りしてみるとすごく被害者意識が強く、本当にちょっとしたことでも話を大きくしてしまう傾向がありました。

そんな伏線があっての今回の件。

教頭が何時間も対応に当たらなければならない事態に陥ってしまいました。

クラス分けの情報が事前に漏れて地獄を見たパターン…。その後、同じようなケースはありませんが…入学式準備の後は、いつもドキドキしてしまいます…。



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