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前向きな問題行動…?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

最近、問題行動に遭遇する機会が多くて、いろいろ考えさせられるなぁと思っています。

問題行動というとマイナスなイメージがありますよね?

「やりたくない…」
「なんでこんなことをやらないといけないんだ?」
「めんどくせぇ…」
問題行動というと、こんなイメージはないですか?

前向きな問題行動…?

最近出くわす問題行動って、前向きな問題行動が多いんです…。

「私は一生懸命勉強を頑張りたい!なのにできない!わからない!あーっ、なんでだー!!」
どうしていいかわからず、ドアや机を叩きながら泣き叫ぶ…。

「先生が大好き!もっともっと僕のことを見てほしい!」
見てもらうためにやることは、先生を困らせること。困らせると、かまってくれる…。

「いろんなことに興味がある!あれも知りたい!これも知りたい!あれをやってみたい!」
周りのことや時間のことは忘れて、自分がやりたいことに没頭してしまう…。

「あいつはよくないことをしている!だから、言ってやったんだ!俺は正しい!あいつが悪い!」
正義を振りかざして追い詰め、その想いは届かずにただただトラブルに…。

問題行動をしてしまう子も、前向きな気持ちをもっている…

私が接する問題行動って、基本的にどの子も前向きな気持ちをもっているんです。だけど、それがうまくいかない…。うまくいかない時の、解決方法が間違っているんです。

…ということは、問題行動をとってしまう子には、みんなが気持ちよく過ごせる方法を一緒に考えたり、教えてあげたりすることが大切!

どうしても問題行動があると、上から抑えつけておさめたり、排除しようとしたり、保護者と連携して起こってしまった時の対処方法を相談したり…となってしまいがち。でも、何より優先してやるべきは、みんなが気持ちよく過ごせる解決方法を一緒に考えたり、教えたりすること。それも、問題行動を起こしたとってしまったときではなく、落ち着いて話せる状態の時に…。そうすることで、前向きな想いを実現させる方法を学ぶんです。

正直、すぐに問題行動がなくなることはありません。でも、こういう積み重ねがなければ、根本的な解決には向かっていかないんだろうな思います。

せっかくの前向きな気持ち。子どもと先生は、これを大切にしながら一緒に実現できる方法を見つけていく、同士でありたいですね。

…と言いつつ、当事者になるとそうは思えなくなってしまうことも多いですが、そうありたいと思っています。



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