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自分は必要とされている。評価されていると感じること

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

Xでよく見る投稿…

「立て直しクラスを任されて、こんなに立て直したのに誰も認めてくれないんです…。」
「こんなに一生懸命頑張っているのに、誰からも見向きもされないなんて…」

私も、正直思ってしまうことがあります。こんな大変なクラスを任せておいて、ほったらかし?あんなに年度末に「大変なクラスだけれど、お願いできるかな?できる限りのサポートはするから…」と言っていた管理職も、「やります。」という一言さえ引き出せれば、あとは何もなし…。年度が始まって、大変な思いをしながらなんとかクラス、学年を作っているのに、進捗状況の確認も、サポートの相談すらない…。

すみません、愚痴ってしまいました…。

こういう投稿に対して、Xではこんなコメントが多くありました。
「自分で、自分をほめてあげないと…」
「周りからの評価ばかり気にしていたら、潰れてしまうよ…」
「そもそも、周りに評価されるためにやっているの?」

たしかにそうかもしれません。周りのためにやっているわけではない…。周りからの評価を気にして、本質からずれてしまったら意味がありません。それはわかったいるんです。でも・・・。

自分は必要とされている、評価されていると感じること…

たった一言でいいんです。
「いや~、がんばっているね。先生のクラス、ちょっとずついい方向に変わってきているね。」
「先生に任せてよかった。」
自分の頑張りを誰かが見てくれている。そして、それを評価してくれている。自分は必要な存在なんだ…。こう感じられることが、次への活力につながるんです。

マズローの欲求階層説でも、承認欲求が満たされてこそ、次の自己実現の段階にいきますよね。

子どもたちも、評価されたい!必要とされたい!

大人がこれだけ評価されたい!必要とされたい!と訴えているならば、当然子どもだって同じですよね。

今年度、久しぶりに低学年をもって思うことは、やっぱり人って誰かに必要にされたいんです。低学年の子って、先生にいっぱい褒めてもらいたくて頑張っていますよね!
「先生、これ配りますか?」
「先生、何か手伝うことありますか?」
「先生、ぼく掃除がんばっているよ!」
「先生、日曜日にこんなこと頑張ってきたんだよ!」…
褒めてアピール、認めてアピールがすごいです。褒めてもらうこと、認めてもらうこと、必要とされることで、気持ちが満たされ、自信につながり、次に頑張ってみようという意欲につながる。そういう意欲に溢れた集団になれば、おのずと素敵なクラスになっていくはず。

子どもたちの「評価されたい」「必要とされたい」を満たす仕組みづくり!

私は、次のことを取り入れています。

①朝のお迎えスライドで頑張っていた人を取り上げる!

私は、朝に子どもたちが教室に入ってくる際、テレビでスライドを流しています。そこには、「今日は何の日?」「どんな行事がある?」「今日はどんなことをがんばろうか?」「昨日頑張っていた人」をリピートして流しています。この「昨日頑張っていた人」がけっこう好評。子どもたちは、今日は自分の名前があるかな?と興味津々で見ています。名前があると、満面の笑み!先生に認めてもらう、そして、それをみんなにも見て認めてもらうことがすごく自信になるようです。

②会社活動で、得意分野を生かせるようにする!

会社活動(クラスがより楽しく、安心して過ごせるような自由度の高い活動)をしています。自由度が高い活動なので、自分の得意分野を生かしやすい。イラストが得意な子は、得意のイラストでみんなを楽しませる!文章が得意な子は、それを生かして新聞を作って楽しませる!みんなを笑わせることが得意な子は、お笑いイベントを!得意分野をみんなに認めてもらえると、自分が必要とされている感覚をもつことができますよね。

③普段から、よい行動を全体に広める声掛けを!

「○〇さんのノートの書き方いいね~。黒板を写すだけじゃなくて、自分なりに大事だなと思うことをメモしたんだね!」
これは、全体に良い行動を広め、引き出すために行っていきますが、良い行動を取り上げられた子にとっては、「自分の頑張りを認めてもらえた!」という感覚をもつことができますよね。

学級作りにこそ「必要とされている」「評価されている」が必要!

皆さんは、子どもたちに「必要とされている」「評価されている」を感じさせるために、何かやっていることはありますか?教えて頂けたら嬉しいです。


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