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白と黒のその間に 無限の色が広がっている
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
題名に書いたのは、Mr.Children『GIFT』の歌詞の一節です。名曲ですよね。最近、この歌詞が心に響くんですよね。
怒ってはいけない大会…
最近、この大会の話題を聞きます。趣旨にはとても賛同します。私は学生時代野球部でしたが、厳しかった…。顧問は元プロで、体育の先生…。けつバットが当たり前の時代でした。時には、バットが飛ぶことも。そうなると「いいプレイをしたい!」というよりも「失敗しないように…」というのが強くなってしまいますよね。そこが、外国のスポーツの向き合い方と決定的に違うようです。選手が萎縮することなく「もっと良いプレイがしたい!」とポジティブに頑張れる雰囲気は大事だなと思います。
ただ、叱るが全くないのはどうでしょうか?もちろんそんな場面がないことが理想です。ただ、気持ちの緩みや、チームメイト・相手へのリスペクトの無さなど安全面やスポーツマンシップに関することには毅然とした態度も必要と考えます。
いろんな子どもたちがいる…。いろんな指導者がいる…。いろんな子どもたちを伸ばす方法がある…。それぞれに合ったやり方があるのに、「怒る」「怒らない」の二者択一にしてしまうのは辛いなと思います。
将来の夢の職業…
6年生ではキャリア教育の一環として、よく職業調べをします。そして、夢の職業を決めさせて、卒業文集に…。私はそんなことをしていました。でも、これってけっこう厳しいですよね。職業の選択肢少ない中で、無理に選ばされる。そうしてもたされたなりたい職業。例えば、プロ野球選手。頑張って挑戦したけれどなれなかった…。そしたらここでおしまい。夢は破れた…。
「プロ野球選手になれるか」「なれないか」の二者択一だと、なれなかったらそこでおしまい…。でも、もし「みんなに夢を与えられるような人になりたい!」という目標だったら、その選択肢の1つとしてプロ野球選手になりたかったけど、なれなかった。でも、夢を与える職業ならまだまだありますよね。そこには無限の選択肢がある!
「支援級」か「通常級」…
二者択一ではなく、この間にはたくさんの方法があり、いろんなことを試す価値がある。
「優しい先生」か「厳しい先生」か…
これも二者択一ではないですよね。バランスが大事で、どちらも持ち合わせていなくてはいけない。
どちらかに偏るのではなく、結局バランスが大事!
どうしても白か黒かの二者択一で答えを出したくなってしまいますが、その間の無限の色に目を向けて受け入れられると対立構造ではなくなる!相手を許すことができるようになるし、心もすっと軽くなりますよね。そして、何よりお互いの違いを楽しめるようになる。
どちらも間違っていない。大切なのはバランス。
そこを大切にしていきたいですね。
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