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女のタイムリミット

娘の治療の時は、1回目で治療で妊娠からの稽留流産、2回目妊娠、出産と妊娠の確率としたら100%だった。

今回の治療の1回目は卵子すら取れず、たった2年で妊娠率がかなり下がったのを実感する。
2回目の治療を始める。新しい点鼻薬を買い、毎日同じ時間に点鼻薬も使い、毎日同じ時間に注射も打った。

そして望んだ2回目の採卵、採卵は予定通り8個出来て、分割杯も出来た。でもだったの3つ。期待を込めて子宮に戻す。戻す時、ラスボスがするものかと思ったら、違う先生だった。縁起担ぎのラスボスがいない事が、不安だった。不安は見事的中し、失敗に終わった。

職場復帰まで、半年もない状況で妊娠できるのか焦っていた。
3回目も失敗。折角手術で前回よりもいい精子が取れたのに、今度は私の卵子が原因なのかと悲しんだ。

職場復帰が近づき、最後と思って望んだ4回目の治療も、失敗してしまった。ここまで300万円弱治療に費やした。今だったら、助成金がえるが、その時は全て自費、それも追い詰められる理由の一つだった。

気持ちが焦って立て続けに治療をしでいいことないのかなと思い、諦めて職場復帰をすることにした。
多分40歳過ぎても妊娠はできるとは思うけれど、それにしても、10年もない。結婚の時もそうだったが、女のタイムリミット問題にいつも翻弄されてしまう。


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