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三者三様生活の始まり

双子が3歳になった年、長男は障害児通園施設、次男は幼稚園、娘は、小学生になった。

三者三様の生活は、まずは双子のそれぞれの入園式、娘の入学式から始まった。
それぞれの巣立ちを、嬉しく思ったのも束の間、書類を書いたり必要なものを準備したり、慌しい日々が始まった。

相変わらず仕事は、週に3回日勤をして夜中働いて、次の日夕方から働いて週4回休みを取っていた。
夜勤に入る曜日は決まっていなかったので、平日に仕事が入ると、これまた慌ただしさが2倍になった。

朝はまず小学校に送り出し、その後電動自転車の前後に双子を乗せ、まず長男の障害児支援施設のバスを待つ、その後次男を幼稚園に送る。
双子のバスの時間が微妙に近かったので、次男がバスに乗りたがれば、次男をバスに乗せた後、長男を施設まで送っていた。

電動自転車は便利で双子の移動にはもってこいだった。双子のみならず、娘をサドルの前の方に立って乗せて、曲芸の様に4人で移動することもあった。今思えば恐ろしいが、結構な距離走っていた。

3人の行事もなるべく参加する様にしていたが、把握するのが大変で、参加する様に頑張っていたが、時々疲れて参観のために休んでいたのに、忘れて寝てしまったこともあった。

一番助かったのは、3人とも嫌がらずに各自楽しんで通っていた事だった。これで朝ぐずられたら、パニクっていたと思う。あとは、それぞれの行事の後等の振替休日の時には、普段3人の世話で私と2人きりの時間を作ってあげられなかったので、2人で出掛けられる事が良かった。

最悪だったのは、月曜日の準備と、金曜日持ち帰ってきたものの整理、3人がどさーっと荷物を持って帰ってきたものを洗濯をして月曜までにまた準備をしなければいけない事、天気が悪い時は大変だった。

三者三様生活が始まり日中は、自分の時間も取れる様になった。子供がいない昼の間にランチや、ショッピングに美容に、マッサージ、今考えると大変だったけれど、人生で一番贅沢していた時期でもあった。

三者三様生活の始まりは、結婚してから数年だけの絶好調期の始まりでもあった。

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