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心に残ったセミナーは?(PTOT向け記事)

マダムフリーランス・骨盤底理学療法士の熊丸です。

今まで30年の理学療法士人生の中で、理学療法士向けの研修会や勉強会、セミナーと言われる類の研修会には星の数ほど参加してきました。

全ては覚えていません。が、これは自分の理学療法士人生に間違いなく後々影響したなと思うセミナーが2つあります。

1つは2008年くらいに名古屋で受けた研修会です。確か訪問看護ステーションを立ち上げたり、自分で起業するためにはどうしたらいいのかを学ぶセミナーだったと思います。当時は対面セミナーしかない状況だったので4~5回ほど名古屋まで行って受講したと思います。講師・主催はgeneの張本先生で受講生は確か10名程度でした。その時に初めて『損益分岐点』など聞いたことのない経済用語を初めて知ったと思います。また、張本先生は名古屋のPT界隈ではかなり有名な方で、PT界の矢沢永吉(?)であることもこの時に知りました(張本先生と株式会社jeneはその後すぐに全国区となったことは有名な話)。

なぜ教員だった私がわざわざこの研修を受講しに行ったのか、理由は2つありました。1つは将来的に起業はしたかったが当時は通所デイケアや訪問看護ステーションを立ち上げるのがPTの起業の形のような風潮でした。私はその事業体での起業にはあまりピンとくるものがなかったのですが、とりあえすPTの起業の形を学びに行ってみようと思ったこと。
もう1つは、学生の中にも将来起業を考える人も出てくると思ったので、そのときに選択肢の1つとしてこんな道もあるんじゃないかと提示してあげるためでした。

なんとなく張本先生から学んだことはその後結婚・妊娠出産を経験してからも私の心にくすぶっていて、私の今に繋がっていることは間違いありません。

もう1つは、2017年に第1回アメリカ理学療法士協会認定産前産後の理学療法、骨盤底の理学療法を学んだことでした。
東京に5泊6日でマンションを借りて、同郷の漆川先生と共同生活をしながら朝から夕方まで座学と実技セミナーを受け、夜は受講生と復習会を近所のカフェで遅くまで行いました。

とにかく知らない知識、実技を吸収するのが楽しくて楽しくてしょうがなかったことを覚えています。
先生方も初めての日本開催ということもあってとても丁寧に教えてくださいました。
今、このAPTA認定セミナーに関しては運営側の引継ぎなどの問題になっていますが、運営側の問題はいったん置いておいても本当に内容は素晴らしくて、これが日本で聞けて実技まで受講できたことを本当に幸運に思っています。そういった意味では、最初の主催者の先生には感謝しています。同じセミナーをたとえばアメリカで受講しようと思ってもそもそもTOFLEの点数から全く足りないので受講できないわけです。

この時のAPTAの認定講座は確かに金額はとても高かった覚えがあります。宿泊費もそれなりにかかりましたが、渡米するよりはとても安いと思った覚えがあります。ちょうどと言ってはアレですが、祖母が亡くなってお金を孫たちにも少しくれていたんです。そのお金を全部使って、受講しました。ですのでいいタイミングでもあったし勉強や仕事にお金を使うのは、今となってはその後レバッジ効かせて回収する意気込みで投資することになればよいと思っています。


結論
心に残るセミナー、その後もしっかりと自分自身の中で咀嚼して患者さんやお客様に還元していきたいと思えるセミナーは、どれだけ熱意をもって自分自身がそのセミナーにコミットできるかにかかっているし、自分が全身全霊でコミットできるセミナーって、そんなに多くないかのなと思います。

皆さんにも自分の人生の転機になったと思えるセミナーや勉強会がありますか?
どのようなセミナーのどんな点が素晴らしかったのかコメントでシェア頂けますと嬉しく思います。

本日もステキなパンツでお過ごしください✨✨

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