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将棋に憑りつかれる理由。「選択」

私が将棋に憑りつかれている理由は多々ある。

そのうちの1つが不可解な局面での「選択」にある。

「私の」不可解な局面の一例

相手から思いもよらない手を指される。
「ん?」脳に混乱、心に動揺が生じる。
必死に局面全体と状況整理を行って、次の手を探る。

3つほど候補の手が頭に浮かぶが、どれもしっくりこない。

アマチュアの将棋は持ち時間が短いので考慮時間は30秒ほど。

30秒で最善の選択を迫られるが、どれがいいのかわからないという状態で
30秒経過してしまうことも多い。
よって最後には感覚で「何となくこれがよさそう」という手を選ぶことになる。

それが何となく「人生」と似ている。

例えば車で10Km先の目的地を目指す。

3つほどルートがあるが、どのルートも一長一短がある。

日時、曜日、天気などを考慮し、
最後には感覚で「何となくこれがよさそう」という道を選ぶ。

選択結果は、当たることもあれば外れることもある。
(実際は外れて妻にツッコミを多々入れられることがほとんど。。)

当たりは当然ながら嬉しい。
日々の積み重ねが体に染みついている成果だと自負している。

外れも悪いことだけではない。
外れから新しい経験やその後につながる知識を得ることができる。

むしろ外れのほうが「面白さ」や「思い出」につながることが多いように思う。

選択の局面では「こわい。。とりあえず退こう」と、
状況を認識せず、考えず、悩まず→退く、この選択だけは避けたい。

勇気を出して状況を認識し、考え悩んで、次の一歩を踏み出してみよう。
その選択は成長の種になっていると信じている。

だから将棋はやめられない。

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