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野に山に海に

アウトドアレジャーに適した季節になってきました。
私は現在、父親の健康上の理由から遠出の泊りがけでのレジャーはできませんが
特に都会人は、月に一度ぐらいは自然に身を投じてもいいと思っています。

私のアウトドア歴は、実は昆虫同好会の遠征(と言っても道内だが)から始まった。
10人ちょいぐらいの人数で夕張岳のキャンプサイトに、中学の頃始めて行ったのである。
3泊4日ぐらいだったけど、キモ試しあり、クマの怖ーい話をテント内で先輩の方々からされてふるえが走ったのを憶えている。背面恐怖ってやつだ。おまけにそのサイトでは4,5日前に親子連れのヒグマが出没したと言うではないか。
朝夕なんてのは男料理だったけど、調理にも参加した私は、自然の中でおいしいオマンマを仲間の人たちとともに味わった。
そして夕張岳にも登った。途中、イチゴ街道なるものもあり、道端の野イチゴを味わいながら山頂を目指した。天気はガスっていたが。

高校時代は、クラスメイトの友人とともに道東に虫捕りに行った。
生田原いくたはら町近くの炭焼き小屋近くでのキャンプで3~4泊し、友人のカミキリムシ捕りにつき合わされた。
真夏だったので昼間はとても暑く、汗も掻いたが、逆に夜は涼しく、食後にいただく熱い紅茶の味は格別だった。
夜の燈火にはセンノカミキリなどが来た。
昼間捕った昆虫の中で特に印象的だったのはキンヘリタマムシである。体長が1センチもないような小さな甲虫だったが、きらきら輝いていてきれいだった。

これ👆

友人のAくんは一昨年、ガンで他界したが、あの時の記憶は今でも生々しい。

大学生になって、まず行ったのは尾瀬である。

木道と奥に燧ヶ岳

「遥かなオゼぇ~、ののこ道」
という歌にある通り、いいところだった。
水芭蕉が至る所に咲いていた。

その次に行ったのは奥鬼怒である。
文字通り森の奥の奥であり、温泉地帯だったが、大学の同好会の合宿で小屋泊まりをし、鬼怒沼湿原にも上がった。野趣たっぷり。
手白沢てじらさわ温泉にあったトイレなんかは、文字通りかわやであり、下に水の流れがしゃーっとあった。

そのほかは信州の美ヶ原で台風に遭遇したり、帯広畜産大のミーティングの余暇で日高山系にも上がったことがある。

社会人になっても、私は友人のクルマでトムラウシ温泉のキャンプ場に行くなどしていた。
トムラウシ温泉では、露天風呂に入っていたらアオダイショウがにゅっと出てくるということがあった。

キャンプでは夕飯を食べてから寝るまでの時間、飲み物を口にしながら満天の星空のもとで友人らと語り合うのも一興だ。


ファイヤー!

釣りをしながら
虫捕りをしながら
あるいは泳ぎながらといった楽しみ方があるだろう。

しかし、河原とか海では水の事故に気をつけねばならないし
野山では蜂や蛇にも警戒が必要だ。

自然の中に身を置くと自分の小ささが透けて見えることがある。
大自然の営みは人事と無関係に進んでいる。

裸足で地べたを歩き回るアーシングとか、花火もキャンプに彩りを添えるが
テントの周囲であってさえスマホ操作では、自然の中へ出かけた意味も半減するというものだ。
バーベキューとビールで腹がくちくなっても、自然に対する畏敬の念は忘れずにいたい。


知床半島先端部

それと、世界自然遺産って何だ❓
北海道では知床がそうだが、指定の前と後ではどう違うのか。
より強い法律の縛りとかがあるのだろうか。
その割に知床半島先端部には携帯電話基地局が造られようとし
環境省がゴーサインを出したという。
かの省も省益、業者の利益優先というわけか。
ソーラーパネルと地下ケーブルの先にアンテナを設置しようってワケだ。
先の聴聞会で反対意見が一応学者側から出されはしたが。

さらに言うなら、ラムサール条約下にあるはずの釧路湿原のそこかしこにソーラーパネルが敷き詰められようとしている。
これは官吏と癒着した業者に非があるのではないか。
何が再エネ賦課金だ😠

全国各地でクマが人里に出没しているのも、山林地帯のソーラーパネル設置による開発が原因ではないか。
クマにも棲む処が必要だからね。
人間様の都合だけで自然を捻じ曲げるな‼










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