だいたいいつも電池切れ

最近たまたま手に取った本を読んで少し考え方が変わったのでここに書こうと思います。

私達の体が電池で動いていると仮定すると睡眠と食事で充電していることになる。
好きなテレビを見たり音楽を聴いたり、好きな人やペットと過ごす時間、うれしいとか楽しいとかそういったこともパワーになる。

だいたい夫婦喧嘩が始まるのは私の体調が悪い時…つまり私の電池が切れているときだった。
体調が悪いまでいかなくても睡眠不足や空腹で不機嫌になる人は多いと思う。
いつもよりピリピリしている日は昨日寝るの遅かったかな？とか、甘いもの食べたっけ？（血糖値）とか、生理周期かな？とか考えるようになって、ここに気がつくことだったんだと思った。
というのも、なんでも電池がなければ動かなくて当然で例えば我が家の掃除機は電池切れが近づくと吸引力が弱まる。
私だって電池切れではいつもどおりにはいかない。
ちょっと変だなと思ったらそれは電池切れのサインだということ。
それは夫も同じで、夫にもそういうときがあるということ。
相手の不機嫌は自分には関係ない、相手の電池の問題なのにこちらも引っ張られてしまう…それも電池が足りてないということ。
まずは各々自分の電池の管理をしようということ。
にたどり着いた。
ピリピリ不機嫌だけでなく、マイナス思考だったり考えすぎてしまったりいつも楽しめることが楽しめなかったりも「なんだ今私は電池がないのか…今の私は私らしくないんだな」と考えられたらいいのかなと。

仕事柄悩んでる方、なんだか辛い〜という方の話をよく聞くけどだいたいみんな夜ふかしだったり日に当たらなかったり惣菜やコンビニ弁当を主に食べていたりで改善できることはあるのにそこを指摘するといろいろと言い訳して変わろうとしない。
私もそちら側なので(笑)気持ちはとてもわかる。
変わる元気すらないくらい電池がないのかも…とも思う。
なのでそれも悩まない。
昼寝をしたら夜眠れなくなるから昼間は寝ない！なんて難しく考えていたけど、寝る時間があるならいつでも寝るし寝たくなかったら寝ないでもいいやと思うようになったらなんだか少し調子がいい…かもしれない。

この話を夫にもした。
私が変ならそれは電池切れなのでと。
それはあなたもそうだし子供もそう。
私達はみんなで楽しくパワーを回し合って暮らせていないからしかたないよねと。
なんとなく納得したようだった。
夫がギャーっとなったとき「何コイツ気持ち悪っ」と思わず「電池切れてるんだなー」と思えたらいいよねという希望。

私達が出会った頃すでに私の電池は切れていたし、夫は外面で頑張っていたのでそんな二人が自分らしく仲良く暮らすことはきっと無理。
一緒にいることが間違ってるのはわかっているけど今までより少し平和に暮らしていけるのでは？というヒントに出会えた気がする。

私がこんなふうに考えるようになってから夫の対応も変わったように思う。
最近、買い出し中夫と子供を車に待たせて一人で買い物した荷物を後部座席の足元においた報告をせずに子供だけ連れて家に帰ってしまったことがあった。
荷物をおろすの担当の夫がその荷物に気がつくはずもなくそのまま翌日出社。
荷物の中にはチョコレート…連絡すると「あー〇〇で買った荷物か…何買ったの？」と。
いつもなら「言われてないからわからなかった！」と自衛の言葉が一番に出てくるところ。
「チョコレートじゃとけちゃうよな〜車から出しておく。大丈夫なの？（今日使わないの？という意味かな）」と言ったと思う。
びっくりして全部記憶できなかったくらい。
たまたま夫の電池が満タンのタイミングだったのかもしれない。
昨日よく眠れたのかもしれないけど。

とにかく自分も相手も電池がないだけだと思えば悩まなくて済むということ。
こんな考え方もあるよというお話。
調べたら、充電できるのはバッテリーで電池は充電できないもののことを言うらしいけどなんとなく伝われー！

一応言っておくけど、だからまた好きになるということは絶対にない。