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故郷や どちらを見ても 山笑う

山が笑う。
桜も笑う。
名もなき野花たちも笑う春。

それは素直な心で目の前の風景を見ることができるから。
自分が幸せならば何を見ても美しい。
花たちの彩りが、春の小川のせせらぎが、鳥のさえずりが心地よい。

目に見える事物は僕の心の反射鏡。
僕が喜びを感じるとそれに呼応してさらに世界は輝きはじめる。

水は高いところから低いところへと流れる。

そんな当たり前の自然の摂理を忘れ、自分勝手に効率ばかりを追求しているから心が塞がってしまう。

スマホをポケットにしまって目いっぱいの春を吸い込む。
川岸の堤防にそって春風を感じながら君を思ふ。

そんなふうに感じた35の春。

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

柄にもなく詩的な文章になってしまいました。
・・・たまにはいいよね。

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竹内康司
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