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楽しい会議(はなしあい)の作り方ワークショップに参加して①

ワイワイガヤガヤ、喧々諤々、侃侃諤諤とした打ち合わせの場はコロナ禍やビデオ会議のスタンダード化に伴い影を潜めつつある。

ルール無用の異種格闘技戦のような論戦がなくなったのは、会議時間が決められたビデオ会議による物理的な制約なのか、あるいは(結論ありきの)円滑な議事進行が常態化したのか様々なことが考えられるが、行儀が良すぎて面白みにかけてしまうと思う。

先日(2024/9/1)、ニセコ町で開催された「楽しい会議(はなしあい)の作り方」というワークショップに参加した。

以前にファシリテーションが苦手だと書いたが、今でも苦手意識がありホワイトボードのある会議に出席すると身構えてしまう。そんなわけで少しでも参考になればと考え日曜日の朝からワークショップに参加した。

冒頭で「会話」と「対話」と「会議」の違いについて説明がなされる。
講師の先生のお話から「会話」(アイスブレイク)⇔「対話」(相互理解)⇔「会議」(ゴールを明確にし合意形成を生み出す)という印象を抱いた。一方通行の⇒ではなく、⇔なのは、本来話し合うことで参加者同士の信頼関係を形成するには会話と対話と会議が混同している状況も悪くないそうだ。

「話す」と「聴く」を分ける。

講師の先生の説明の次に「話し手・聞き手・立会人に分かれて「対話」の練習をする。ここで立会人とは話の内容よりも、表情・身振り・声のトーン・間合い・繰り返された言葉・言い回しなど非言語的な部分に着目し、話し手と聞き手の様子を観察した後、最後に対話の様子を「○○のように感じた」、「○○のようにみえた」と感想を述べる役割だ。

話し手の話をそのまま聴くということは、聞き手の先入観や解釈を置かずに話し手の世界を内側から捉えることや大事にしている想いを感じること。
そのヒントとして立会人が客観的に観察する。

ワークの中で表面的な理解で話を要約することなく、ありのままの言葉を聴くのはなかなか難しいと感じた。というのも、話を聴いている間に「次に何を話そうか」と自分の中で台本を形成して、すぐにまとめようとしてしまう癖があるからだ。

でもそれって、「対話」の段階で信頼関係が十分に醸成されていないから自分が的確なコメントを返すことでよく思われたいというエゴが生じている所以なのかもしれない。

また質問は聞き手の興味関心よりも「この質問をすることによって、話し手は更によい話ができるだろうな」という話し手の方を向いた質問をする方が望ましいとの解説もあった。

話し合いの場に参加するメンバーの相互理解を通じて、合意形成をしていく会議の「お作法」については明日紹介しよう。

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

そういえば以前、「ぐるんぱ」のぬいぐるみを購入した三条の絵本屋さんが今週末で休業すると聞いた。(再開時期未定)

今度僕が新潟を訪れる時には再オープンしてほしいな。

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