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ぼくらは、にじのこ

タイトルとは関係のない小話をひとつ。

最近、Instagramで目覚めた時の机を撮影し投稿している。
前日に読書したり資料を読んだり勉強したり・・・と色々なことをやった後の状態を記録に残しておきたいと思い、始めた。

散らかった机の上は僕の頭の中の状態そのもの。
一週間続けてみて、あー、あの日はこんな本を読みさしていたのか、と振り返ると同じように見える自分の生活も決して同じ日はないことに気づかされる。

手書きで書く日記もそうだな。
飲み会があったりすると、たまにサボる日もあるけど5年日誌をつけている。
今、手元にあるのは2020年からスタートしているもので、ちょうどコロナ渦の時期も振り返ることができる。
リモートで仕事をしていたのは、ついこの前のように感じるが、もう4年も経つのか。

光陰矢の如し。


さて、今日の本題。

もう四半世紀以上前の話になるけれど小学校と中学校は持ち上がりだった。
なんかこのように書くと僕がものすごいおじさんのように思われるが、まぁ仕方ない…。

学年で60名ほどの同級生がいて常に2クラスに分かれていた。
もちろん、地元の公立学校なので皆顔見知りだ。

そんな学年のキャッチフレーズが「にじのこ」だった。

僕は今でも「にじのこ」という言葉が好きだ。
「虹の子」と漢字表記もできるが小学校低学年にも馴染みやすいようにたしか平仮名表記で「にじっこ」と呼び合っていたような気がする。

ぼくらは、にじのこ。
色んな色やカタチがあっていい。
虹が七色だなんて誰が決めた?
見方を変えれば無限の色相を帯びることができる。


僕自身が教壇に立つ当時の先生と同じくらいの年齢になったから、今になって「にじのこ」に込められた先生方の想いを理解できる。

自分のことばかりではなく他者のことも慮り個性を尊重し合う。
分断やディスコミュニケーションは絶えないけれど、それでも共生のカタチを縄文人の子孫として模索し続ける。

DEI=Diversity Equity & Inclusion
多様性、公平性、包括性を表す略称だ。

でもこれって「にじのこ」ってこと。

みんなが一人一人、自分だけのカラーをもっていてそれがうまい具合に調和していくと一人では見ることのできない景色を世界に付け足すことができる。

理想主義を鼻で笑う人もいるかもしれない。
それでも構わない。

皆が笑顔になれる大きな大きな虹を描ければ、ちょっとは僕自身が小学校から成長できたかなと思う。

今日も皆様にとって良い一日になりますように。
今度は何色を付け足そうか。

「にじのこ」に込められた願いを今でも大切に胸の中で持ち続けていこう。



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