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トマトをメロンにみせようとするから にせものになるんだよ

タイトルは相田みつをの詩より。
この後に「みんなそれぞれほんものなのに 骨を折って にせものになりたがる」と続く。

昨日(2024/5/14)、東京で自啓共創塾のオリエンテーションに参加した。

上記の記事の会合に参加した際に、ある人から当塾のお誘いを受けたので入塾した。

参加者は産学官様々なフィールドで活躍するビジネスエリートたち。
ムーミンに出てくるスナフキンのようなフラフラした人間はいない。

そうそう、昨日、僕の隣に座っていた若い女性は仕事ができるだけでなく、国際感覚豊かであり国内旅行するような感覚で海外を行き来するようなカッコイイ人だった。

そしてファッションセンスがまた素晴らしい。
こんなにも非の打ちどころのない人が世の中にいるのか、というくらい素晴らしい人だった。長岡からの「おのぼりさん」の僕とは住む世界が違うシティーガールだったな…。


昔の僕は錚々たる経歴の人々を前にして競争心丸出しというか、
くっそ~、数学なら僕の方ができるぞ!

などと負けず嫌いを発動して自分を保とうとしていた。

でも勝ち負けじゃないんだ。

恐らく僕と僕の隣に座っていた美しい彼女では世界の捉え方が異なる。
僕がローカルな狭い範囲で物事を見るのに対し、隣の彼女はグローバルな視点で大局的に考えるだろう。

それでいいのだ。

日本から出たことがないローカルな僕が知ったかぶりして海外情勢について滔々と語るよりかは、フランスに友人がいるような人の方が話に実感がある。

僕は僕の今まで経験したこと、ローカルな世界の中にいて考えたことしか伝えることはできないけれど、それは僕に固有なものだから誰かと比較して優れているとか劣っているとか、そういう基準で評価すべきでない。そんなことをしようものなら自己否定につながるし、惨めになるだけだ。

視点、問題意識、関心は異なれど、むしろ普段の生活環境では交わることのない者同士が話をする機会があるから新しい発見もあるのではないのか、と思う。

そして今後の自啓共創塾の活動において自分とは異なる経歴、バックグラウンドをもった様々な参加者との対話を通じて多様な考え方を身につけたいと思った。多くの人々と知見をシェアしながら人文知やリベラルアーツの学びを深めていこう。

今日も皆様にとって、良い一日になりますように。

アスファルトに咲く花だって美しい。

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竹内康司
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