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2.外国人労働者雇用に関するメリットとデメリット

私の略歴:
採用、人事、経理、情報セキュリティ、システム導入などの多岐にわたる経験を持ち、メーカー、小売、卸売、金融、IT業界で幅広い業界知識を有しています。スタートアップから大手グループ会社まで様々な規模の企業で働いた経験があります。採用8年、人事労務8年、経理10年、情報セキュリティ5年のバックオフィス業務経験があり、累計100名を超える外国人採用実績とシステム導入実績も豊富です。

お疲れ様です。
今回は、私が業務として携わっている技能実習生と特定技能の外国人雇用について、話をします。
メリットとデメリットを書いてみました。参考になれば幸いです。

メリット① 労働力不足の解消

一部の産業や地域では、日本国内の労働力が不足しているため、外国人の雇用は労働力を確保する手段として重要です。特に介護、農業、建設などの分野で外国人労働者が求められています。

メリット② 安い賃金で雇用

母国の所得水準が日本より低いため、日本の安い時給で雇用しても、外国人労働者は満足してくれます。
また、外国人労働者は日本国内で税金や消費を通じて経済に貢献します。また、彼らが生活費を支出することで地域経済も活性化する可能性があります。

メリット③ 多様性の促進

外国人の雇用は、異なる文化、言語、視点を持つ人々を職場に導入し、多様性を促進します。これは新しいアイデアや視点を生み出し、イノベーションを促進する可能性があります。

デメリット① 治安の悪化

外国人労働者の増加が急激である場合、治安の悪化や犯罪率の上昇が発生する可能性があります。特に適切な監視やセキュリティ対策が講じられない場合、窃盗、詐欺、暴力事件などの問題が増加することがあります。
また、治安の悪化は社会的な不安定感を高め、地域社会に不満や対立が生じる可能性があります。これは外国人労働者と地域住民との間に摩擦を引き起こす可能性があります。

デメリット② 商品の品質低下

言語障壁や文化的な違いにより、品質管理が難しくなる場合があります。外国人労働者が品質基準を遵守できない場合、製品やサービスの品質が低下する可能性があります。
したがって、必要な技術や専門知識を持たない外国人労働者が雇用されると、製品やサービスの品質が低下することがあります。特に高度な技術や専門知識を必要とする産業では、スキルの不足が問題となることがあります。さらには、労働力の質の低下や技術的な誤りが、生産プロセス全体に悪影響を及ぼす可能性があります。これは効率性や品質に関連する問題を引き起こすことがあります。

デメリット③ 賃金、あとから上昇

外国人労働者は、一応、お金を稼ぐために日本へ働きにきています。人は国籍に関係なく、沢山のお金が欲しいものではありますが、日本人と比較して要求度は高いと思います。
例えば、日本人の場合、勤続年数を気にしますが、彼らは気にしません。勤続年数が長い人と同じ仕事ができるようになれば、会社の決めた昇給時期と関係なく、すぐに昇給するように要求してきます。労働力不足であることを承知している外国人労働者は、『退職』というキーワードとセットで…。

デメリット④ 労働者の回転率増加

外国人労働者本人の賃金、福利厚生、生活費など、経済的な要因が転職の理由になることがあります。新しい職場でより高い収入を得るために転職することがあります。
また、現在の職場での不満やストレスが、外国人労働者を新しい機会を求めて転職に駆り立てることがあります。労働環境、労働条件、上司との関係などが原因となることがあります。
さらに、日本内外問わず、家庭の状況が変化することで、転職や退職の必要性が生じることがあります。


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